てのひらを、かえして

知的怠惰の集積地よりお送りする、手斧と料理のふんわりブログ。

日記240326 ドンキと業スーのマリアージュ・アジフライ

久々にきちんと自炊できそうな時間に帰宅できたので揚げ物をやった。先日から定番になりつつある鶏ムネ肉の唐揚げとアジフライだ。このアジフライが特に家族には好評で、とてもおいしい、カリカリしててうまい、こんなおいしく作るなんてすごい、と絶賛されたのだがごめんなさい、それは業務スーパーで買ってきた冷凍8枚入り¥350くらいのやつです。
昨日から揚げ油をこめ油に換えたのも要因としてはあるんですけど、揚げたての揚げ物はうまいんですよ何もしなくても。

揚げ物を日常的にするようになって、これまではサラダ油で、それも1本¥300しないような安いのを探しては購入していたのです。ところが先日ドンキ行ったら、こめ油が¥500切ってたので買ってきました。家族よ、君たちがおいしいと思ったのはドンキホーテ業務スーパーのマリアージュです。

だいたいね、アジフライなんて魚買ってきてそれを捌いて揚げてってだけではおいしくならないんですよ。
頭をとって、開いて中骨をとって、アジなんだからゼイゴもとらなきゃいけないし、腹骨もすかないといけないし、身の真ん中にある小骨もとらないといけないんです。ここまでやらないと舌にさわっておいしくないんですよ。そういう手間をなしに食べられるのは冷凍食品を揚げたからなんです。なにが超加工食品だ。大量生産大量加工万歳。

先日みてた「美味しんぼ」の天ぷら屋二代目の回、ぬか漬けにこだわろうって言っててナスの発色がよくなるように釘を入れる、うんそれはそうなんだけどふだんから目の敵にしてる「食品添加物」そのものじゃねえか、という気持ちになった。

鶏胸肉の唐揚げは一パック¥350で二枚入ってました。一枚目を食べ終わってまだ足りないのでおかわりを要求されても大丈夫です。何せ安い。鶏モモだったらこうはいかない。追加でもう一枚揚げました。子供なんてタンパク質はいくら食べさせてもいいですからね。

薄切りにして表面積を大きくして揚げることで、カリっとした食感の部分の割合をできるだけ大きくします。これによってパサパサしがちな鶏ムネ肉でもおいしく食べることができます。また、薄切りにしたことで必要な揚げ時間を少なくすませ、その分まだ身はジューシーなままですので時短とおいしさ、コストパフォーマンスの良さを実現していると自負しております。

このとき四合ご飯炊いたはずなんよな。何でもう朝飯食べ終わった時点で炊飯器カラになってんだ?

日記240324 日曜の夕食、筑前煮で酒を飲む

肉巻き野菜

子供たちが野菜を食べないので苦肉の策だ。
ここ数日外食や中食が続いて食事が荒れがちだったので野菜を多めに食べさせたい。
まあ子供というのは野菜を食べないものだし、好物だって食べる日と食べない日があって、「おそなえもの」というのはよく言ったものだと思う。
そんな中でもハンバーグとこれはまあまあ食いつきがいい。ハンバーグほどではないが手間がかかるのが難点だ。買って帰ってきて即出すという訳に行かない。
そういえば上の子が三歳くらいのころは本当に野菜を食べず、そのせいでものすごい便秘になっていた。だから毎週のようにハンバーグを作っていたし、食物繊維の足しにならないかと朝ご飯のおにぎりにワカメ入れていたのだった。

豚バラで巻くと言えば肉巻き豆腐もあるしおいしいのだがそういえばここ10年作ってねえな。野菜じゃねえしな。

筑前

若い頃は煮物なんて対してありがたみもないと思っていた。根菜を効率よく摂取するための料理であって、動物性タンパク質に乏しいので酒のつまみにもならない、と。

ある時何だったかの時代小説で、田舎で悪党が逃げ込んだのを里の者を集めて山狩りする際にまず酒と煮染めとおにぎりを振る舞って味方に付けるというような描写があって、「お酒に煮染めはないでしょ」と思っていたのだ。しかしながら考えてみたら江戸時代の内陸、それも農村では海の幸は望めないし、一応は禽獣の類を口にはしないだろうから、せめてアテになりそうなのは煮染めくらいしかないのだ。たしか佐藤雅美先生の侠客ものか八州廻りの話だったはず。

いまやすっかり煮染めで日本酒がいけるようになってしまった。味の染みたレンコンのこの歯触り、ゴボウをかみしめたとき、染み出してくるこの風味。辛口の日本酒に実に合う。うまい。

今日の筑前煮はとくに好評で数日分の常備菜と思って用意していたがあれよあれよとお代わりされて結局椀に一杯くらいしか残らなかった。よいよい、また週末に作ろうと思う。冷やす工程が入るのでいかんせん平日にこさえるのは時間が足りない。

ちなみに何とは言わないがモリモリ出た。

有料機能試してみる。料理レシピ置いてますが本当によくあるレシピなので価値はありません。

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日記240319 先週の有り様とラーメン。

こないだ読んだ増田について思ったことがあったので書いていたけどうまく行かないのでとりあえず日記を書いておく。

先週末にちょっとした会食の機会があっていつもよりおいしいご飯に与ることができた。日頃の食事や晩酌ではどうしても割引品に手が伸びてしまうが、鮮度もモノもよい素材で作った料理はうまい。

そろそろ仕事が出張ラッシュになる季節なのだがいつのまにか宿泊の予約を入れられているのには驚いた。

先週は忙しくて残業が続いた、とはいえ昔のように日付をまたぐようなことはなくなったけれども、それでも家事育児業の傍らだとなかなか辛いモノがある。家事と育児の隙間に寝ているような感覚になるとつらい。そのせいか週末ついつい酒を過ごしてしまい、次の日の胃の調子が壊滅的であった。もう若くないことを思い知らされる。昼にせっかく食べにいけるからとラーメンではなくチャーシュー麺にしたのはなお悪かった。そこの店はまあまあ油のきついチャーシューが何枚も入っているので2枚目で後悔した。素のラーメンにしておけばよかった。会計をしてくれた店員さんからしたら、何かをこらえながら苦しそうにお金を払う客はさだめし奇妙に見えたことだろう。ここのラーメンはほんとにおいしいんだ。申し訳ない。

ラーメンと言えば最近お気に入りのラーメン屋が閉店してしまって辛い。しばらく前から定期的に通っていたのだが数回長期の休業も挟んでいたのでおそらくは体調の問題だったのだろうと思う。

できたら家系のちゃんとしたチェーン店が地元にもきてくれないか。昨年の出張の際、ホテルのすぐ近くに家系のチェーン店があって、仕事を終えて寝に戻ると考える気力もないのでいけないとわかりつつもついつい多用していた。よく言われる「カタメコイメオオメ」よりも柔らかめふつう多めが好きだ。あの味の濃いスープにあの太麺だと柔らかめの方がスープをよく受け止めてくれる。味は店によるが、油は多めでスープを冷やさないように蓋をしていてほしい。ラーメンはぬるくてはいけない。夏場でもバチバチに熱いのが食べたい。

ルーチンワークとしての水筒と切り替えどき

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ルーチンとしての水筒ワーク

毎晩毎晩水筒を分解して洗う。本体とカップと注ぎ口、パッキンに分けてそれぞれを洗い、乾いた布巾で水分をふき取って食器乾燥かごに並べる。茶渋がついてきたなと思えば、小さいブラシで隅をこすって落とす。それを二人分はめちゃくちゃめんどい。いやめんどいのは今食洗機が過酷な労働環境に耐えかねて体調不良になり里帰りしているからなのだが。具体的には食洗機の排水まわりでトラブルがあって動かなくなった。食洗機があっても毎日の分解組立が面倒なことには変わりがない。そう、朝起き抜けの組立もしんどさがある。基本寝起きはいい方なので寝ぼけてぼーっとしているということはないが、それでも起き抜けに組立作業はちょっとしんどい。だからイヤだ。

最近の朝ルーチン

だいぶ春めいてきたけれども屋外で日陰だったりするとまだまだ寒いのでホットの麦茶を持たせている。台所にはいってまず電気ポットに水を満たして沸騰させ、その間に麦茶ポットにパックを落としておく。ソーセージと玉子を冷蔵庫からとってフライパンを火にかけ、ソーセージを焼いて、悲鳴を上げはじめたら間に黄身が割り込むように玉子を割り入れる。蓋をして火を消して子供たちが起きてくればだいたいちょうどいい焼き加減だ。そうこうしているあいだにだいたいいい感じに麦茶に色が付くのでやけどしない温度か、さわって確認してそれぞれの水筒に注ぐ。

湯で出すか水で出すか

季節が季節なのでそろそろ水出しに切り替える。前日からポットに水道水と入れて置いておくだけなので朝からのルーチンがほんの少し減って楽になる。以前は前日にお湯で出してあら熱をとって冷蔵庫にインの手順をとっていたのだが、水道水で水出しの方がカルキが残っていて菌の発生が抑えられると聞いてからそうしている。決して手間が減るからではない、武士の情けだ、そういうことにしておいてくれ。

ちなみに鶴瓶のやつ

この切り替えのタイミングが難しく、そんなに暑くもない日に冷蔵庫で冷えた麦茶を持たせると、とたんに飲みが悪くなる。
余った麦茶は何かに再利用するわけにいかないのでそのまま流して捨てるのだがこのSDGsの世の中の流れを感じているともったいないなあの罪悪感がいや増すので気温の読みをはずしたくはない。
週間の気温推移を調べてそろそろかなあと算段しているが、これを書きながら親自身は白湯を飲んでいる。


麦茶のイメージカラー

日記240307 チューリップの唐揚げのこと

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通勤路のドライバー達

朝ちょっと出発が遅かったがなんとかなった。
通勤路を走っているドライバーには明らかな差があって、大まかには二種類に分類できる。渋滞の先にいくドライバーとそうでないものだ。渋滞ゾーンがあるのでできるだけ早く行きたくてピリピリしながら運転している。
なんだかのんびりしている車はその道程のどこかで脇にそれていく。

チューリップ唐揚げ

日曜夜は先週に引き続き唐揚げを作った。何かのテレビ番組で手羽元の「チューリップ」を子供たちが知ってしまったからだ。大家族のお父さんが育ち盛りの子供たちに食事を準備するとどれほど大量で時間がかかるかというような趣旨の番組で、このお父さんが巨大なボウルで味付けのもみ込みを行っていた。確か40本。それをみていた子供たちから、食べてみたいとリクエストされていたのだ。土曜日に買い出しに出かけた先(いつも小諸七兵衛を購入しているスーパーだ)で一パック十二本入って税込み三百円だ安い。ありがてえありがてえ。
もしかして足りなかったらイカンなーと鶏胸肉のデカいヤツも一パック、それも三百円くらいだったのでそれも買った。
手羽元十二本を二パックかって計二十四本、これを開いてこそげてにくをひっくりかえして「チューリップ」状態に持って行くのはなかなかに骨が折れた、途中であきらめようかと思ったがあげるときに均一にならないのイヤだなの一念でやりきった。もっとホメてくれ。中年になるとホメがなかなかもらえないものだ。会社でだって仕事でだって、しんどいのをおしてでもやりきってそれがうまくいってもよっぽどのことじゃないとホメには繋がらない。中年だから「それくらい今更ホメるようなことじゃないし」てな感じでホメをもらいそびれる。


揚げカスをとる網が欲しい

去年から揚げ物をかなり積極的に行うようになったのは揚げ物用の鍋があったからだが、揚げ物の頻度が上がるとそれなりに不満がたまってきていて、今は揚げ物の途中に散っている揚げカスを回収する網に取っ手がついたあれがほしい。ウチの唐揚げは衣に片栗粉を使うのだが、これが結構油の中で散って大量のカスがでる。カスを放っておくと油の酸化が早まるので都度回収するといい、というのは知っているがそういう話ではなくて、揚げ終えた頃までこのカスを放置しておくと鍋の底に固着して洗うときになかなかとれなくて難儀しているからだ。

スクワットが習慣になってきた。

今週のお題「習慣にしたいこと・していること」

それは「スクワット」だ。

以前にも書いたが

だいたい80日くらい前の記事で、それ以前からやっているから大まかに100日くらいはやっていることになる。

一昨年の取り組み

アプリで30日スクワットチャレンジというのをやった。
最初の50回からどんどん増えて300回にまでなったのには驚いた。数日おきに休みの日がある。機械が指示してくれるのがいい、自分でやると曖昧な休み方をする。チャレンジを終えても習慣として続けようとした矢先にコロナで休止を余儀なくされてそのまま習慣が潰えた。

去年からの取り組み

そろそろ暑い季節が終わったということでじわじわとはじめた。前年のチャレンジのアプリではなくて日常的に使えるものだ。スマホのセンサーで加速度をとらえて回数をカウントしてくれる。やるときには回数を数えず音楽をかけて音楽に合わせて体を動かしていると考えて自分をだます。俺はスクワットなんてやってない、だからつらくない。不思議と苦痛を感じずに回数を重ねることができている、ような気がする。

ふともも

ふとももを鍛えるのがいいのは自分で効果を感じやすいこともある。二週間くらいの継続で太股にうっすらと筋肉の存在を感じるようになった。風呂に浸かりながらふとももを眺めている。膝の上のとこも少し育ってきた気がする。ちょっと盆栽っぽさがある。贅肉が垂れてた臀部も力を入れると引き締まるようになってきた。うれしい。

サボり

今年に入ってからインフルエンザで一週間ほど中断したがその後も続けられている。また、だいたい週に何回かはサボっている。少しくらいサボるくらいなんだ、ちょっとぐらい中断したってまた始めればいい。サボりを恐れない。
サボることを恐れたら、再開するハードルが上がりそうに思えるのだ。何年も続けたソシャゲでログインボーナスが途切れた途端、そのソシャゲをやめてしまうなんてよくある話だ。

実利

やっている内に体が軽くなる。
ちょっとだけ走り出すのがおっくうでなくなった。仕事上、会社敷地内のあちこちに徒歩で向かわねばならず、時には走る必要もあるのだ。余り詮索するものではない。荷物を持って階段を上るときにも休憩がいらなくなる。一ヶ月と言わず二週間くらいで効果を実感した。

上半身への筋トレの追加と有酸素運動も増やしたい

せっかく習慣化が進んできて身に付き始めたので、次は上半身の筋トレ、それから筋トレ後の有酸素運動を取り入れたい。
しかしながら、負荷を増やしすぎて「もうだめだー俺はダメなヤツだー」ってなって一気に止めてしまいそうで二の足を踏んでいる。

最後に

さいごに、一つ言っておくべきことがある。
恐るべきことに────、全然体重減ってない。

罪悪感を迎え撃て。

みそ汁RTAのはなし。
味噌汁はとくになかなか食べないキノコ類を摂取するのによいと思っている。歯ごたえがほしいのでシメジかエノキをよく使う。子供たちになかなか評判がいいのはナメコだ、子供たちが生まれるまではぜんぜん使わなかったのに今では定番の味噌汁の具となっている。

キノコ以外なら大根を繊維方向に細く切ったのと油揚げのコンボがいい。大根の香りと油の風味はどうしてあんなに噛み合うのか? 下手するとこの味噌汁の隣に大根葉と油揚げの醤油炒めが並んでいたりする。曹植もびっくり。今はあまり見かけないミズイモの茎の味噌汁もうまい、祖母が時々作ってくれていた。ワカメは生を使うのがいいがスーパーで売ってるのちょっと多過ぎだ。ワカメが余って仕方ないから酢味噌も一緒に準備してお酒を飲まねばならない。

まとめで言われてた味噌汁RTAじゃなくて、俺たちがやっているのは晩飯RTAだということは言っておかねばなるまい。

その中では味噌汁は融通が利く工程をしていて、出汁入れる具材切って鍋に入れたらあとはことこと煮てりゃいい。味噌を溶くのは椀に分ける直前でいいので晩飯工程のクリティカルパスにはなり得ず、いくら味噌汁を作るタイムを縮めても意味がない。コンロに余裕があるなら放置して他のチャートに取り掛かって肉野菜炒め作成を短縮した方がナンボかタイムが縮む、帰宅から食事までの時間を短くすることがその日の残りの時間に直結する。

カット野菜や水煮の野菜、冷凍野菜も適宜使用する。業務スーパーのポテトにはいつも助けられている。ほうれん草もありがたい。チンして絞ってめんつゆと砂糖とゴマ散らしたらそれでいいもんね。

気になっているがなかなか難しいのが素揚げして冷凍してあるナスで、うまいこと揚げ浸しにしていきたいのだが温度と味染みのコントロールがうまく行かないので目下研究中だ。

冷凍以外だと、この時期なのでぱっくでそのままの菜の花が売っているのもいい。菜の花なんてもうそのままレンチンめんつゆかつぶしでうまい。
ちょっと前の野菜高騰のにはなぜかやすかった小松菜にずっと頼っていた。モヤシ+小松菜+肉みたいな構成の野菜炒めを連発していた。

昨日はいつも行かないスーパーに寄ったら「にんじんしりしり専用」のニンジンの千切りが袋に入って売ってたので言われるがままににんじんしりしりにして出した。2日は持つと思ったがひとたまりもなかった。こういうのってやっぱり形が悪いとかで丸のまま売れないのを加工して売ってるのだろうか? だとしたら積極的に使っていく。カット野菜を使う罪悪感をSDGsで迎え撃つ所存である。

ところで話をみそ汁に戻すと、昨日はもう三割引のカット野菜を大きめの鍋にぶち込んで二日分まとめて作った。あら熱がとれたらそのまま冷蔵庫に入れて冷やしてある。もうこれでいいんじゃないかな。