てのひらを、かえして

知的怠惰の集積地よりお送りする、手斧と料理のふんわりブログ。

ワーキングメモリ

 出社したけど熱っぽくて、数日前から家人がインフルしており、もしかしてと会社備え付けの体温計でかなりの温度をマークしたため一旦帰還して病院行く前にもっかい体温測ったら発熱しておらず、会社に報告したら大事をとってとりあえず休む羽目になってしまった。午後は布団に入るなり夕方まで目が覚めなかったので体力は落ちていたんだろう。

 

 なんせ今シーズンは予防接種を受けそこねておりいつインフルを食らってもおかしくない。そのことを上役からプチ説教食らったのだが、会社での予防接種は出張で潰れ、単身赴任があるから移動で週に半日は潰されている上に、まともに病院が開いている時間には帰れなくていつ予防接種受けたら良かったんですかね、いい加減にしろ。

 

何が問題ってこの2週間くらいの多忙さからか、あたまのワーキングメモリがかなり削れており、忘れ物をして引き返したにも関わらずさらなる忘れ物をする、やるべき作業を書き出そうとしてもわかっているはずなのに思い浮かばないというかなりアレな状態にいる。数件の物件とそれに伴う外注先ごとの指示とその資料、そのうち1件は外注先での検査立会があるっつう状況の持ち出し物品数が半端ねぇんですがね。

 

メモを取ってアレしてこれして手帳をまとめて活用術〜〜! なんてやってらんないから結論としてSiriとデフォのリマインダーでとにかく取り逃がしが無いようにするのが一番効いている。いちいち引用しないけど今朝あたりのしんざきさんが書いていた記事にもあったように決意より環境だ。メモを見返す習慣がないからもう時間指定してリマインダーに指摘してもらうしかない。幸いにもスマホの画面は暇さえあれば見ている、リマインダーさんの指示を見逃す心配はない。

 

FGOは復刻イリヤイベを完走し、あとは欲しい素材をつまみ作業だ、一番欲しいのは頁だが、交換アイテムが噛み合わない悲しみ。

 

ああ〜ドカっと量のある刺身をバリバリ食べたい。

砂肝コスパいいな!

今日は晩酌のおつまみの話です。

 

とりあえずさあ、砂肝やすいよね! 

塊8個入って200円切るよ、こんだけあるのに…

サクサクサク〜っと切ってチューブ生姜4cmくらい入れて塩胡椒振ってフライパンに入れて蓋して炒めてうまい!

あとは長芋もいいよね、一杯やる量には十分なサイズのでこれも200円切るし。拍子木に切って、味海苔をゴリゴリっと揉んで振った上から醤油かけまわして実にたまらん。

 

やすいおつまみとしてはあとモズクもやばい。

ポン酢や醤油だけでいけるけどここに卵黄落とすともう完全にセレブ!

これをちまちまいきながら酒を啜る。

たまんねぇなあ。

毎日お酒がうまいです!

 

仕事はクソヤバトラブルをなんとかしにこの週末行ってきます。

 

拠点を持ちたい。

はてなというか、ネットに対しての話。

 

前々から考えている事なんだけれども、「インターネット上に住所を持つべき」というのが持論です。

別に声高な主張をすべきというわけではないけれども、一定のURLに行けばその人とやりとりができる、という場を設けた方が人生うまくいくのではないかと。

 

自分の意思を書き残し、表現をまとめた庭であり、その発言に対する反論を受け止めるHPみたいな場所を。

 

そういう場所を持って始めていつかなにか主張したい事ができたときに信憑性や厚みを持つ事ができるのではないかと、また、そういう場を持っていて、ここで言うよ、という事を示していればこれから中年を経て老年に向かう際にありがちなクライシスへのカウンターを打つ準備になりそうに思います。

 

だからここにかいていかなきゃなーと。

『アルテミス』を読んで(ネタバレ要素あり)

アンディ・ウィアー著 小野田和子訳の『アルテミス』の感想というか何というか。

新刊が出てるのはネットで知って、「溶接! 溶接!」と一部で盛り上がっていて、よっしゃアンディ・ウィアーだし読んどこ! となって即本屋行ってそのあとインフルを乗り越えて出張の新幹線で読んだ。

知ってる溶接じゃないぞこれ、溶接はしてるけどなんかこれ違うぞ、という違和感があり、アメリカと日本じゃ溶接文化に違いがあるって言うし、訳者さんの苦労も偲ばれるなあ、で片付けようとしたが、やっぱり気になって読み直す。

 

これは、ガス溶接、だ。

 

通常、溶接と言ってイメージするのはゴツい面と防護服をつけて、よくわからん棒の先からバチバチ火花を散らしながら金属をくっつけていくアレだと思う、俺だってそうだ。

それは「アーク溶接」バチバチしてるのは手に持った棒=電極と材料の間でアーク放電を起こしているから。
みんながイメージするだけあって一般的に用いられるのはこれ。

 

「ガス溶接」ってのはアセチレンと酸素を燃やした炎で材料を熱して、局所的に溶かし合わせてくっつけるやり方。実際に見たことはないけど、時間がかかるやり方のはず。火で炙るより高電圧高電流でバチっとやった方が金属だってすぐ溶ける。

 

危険なのでやっちゃいけない事だけど、コンセントに浅く挿したところへハサミやクリップで短絡させた経験を持つ人数は少なくないはず。そのあとどうなったか見た? ハサミや電極が一旦溶けて固まってなかった?
俺のハサミはなってた、使い物にならなくなった。
一瞬短絡しただけでそれだけの熱が出る。
だからアーク溶接は早い。

 

えっじゃあなんでガス溶接なの? なんでアーク溶接使わないの?
ちゃんとこれ溶融池できるんだろうか? これ鑞付けにちかいよね。真空中だから熱が逃げないからいいのか? いやしかしだとすると逆に母材の温度上がりすぎないか? あといくら真空中だからって製造過程で酸化被膜出来てない? やっぱり交流TIGのがよくね?

 

1日考えて結論が出ました。丁度現場溶接の件で出張してまして、これがヒントになった。工場外での溶接というのは一緒。

 

結論:多分、電気がない。
電気がないとアーク溶接はできない、地球上だとエンジンウェルダー(雑に言うとエンジンでやる発電機)が使えるけど、可燃物の輸入が極端に制限されたアルテミスで使用するのはほぼ不可能だしバカみたいに酸素を食うし。

 

アルテミスから引っ張るのも多分これ難しい。だってシェルターの外で作業する必要ないもん。都合よくコンセントが付いてるかどうかわかんない。そんな場所での大電力の消費を見咎められないとも限らない。

 

それからもう一つの理由として、アーク溶接をやるための道具を(結構でかい)持っていかなくて済むメリットがある。太い電線を引きずり回さなきゃならないし。

 

だから月面で(こっそりと)やるならガス溶接が最適なのです。

 

間違ってる所があったらツッコんでくれ、そして俺と「アルテミス」の話をしよう。

きょうのかんそう。

昨日のアレからの色々なのを目にして疲労困憊している。自説の補強に使う人、批判のタネに使う人、世間の評価が気にくわない人、うっかり面白く見てしまった自分を否定したい人、勝手にイデオロギーを乗っける人、あわよくば何かの勝ち馬に乗ろうとする人、強い言葉を使って話題になりたい人。

 

見る人の年齢や性別や環境や背景で様々な見方ができるよね、お前の位置からはそう見えるか、俺にはこう見える。ではダメなのか。

 

そんなに褒めるなんて虚構と現実の区別がつかなくなってる! そんなことでは思う壺にハマってしまうぞ! って警句、完全にミイラ取りがミイラになってるよね。

 

逆ベクトルのはしゃぎ方も見ていて辛い。あの中にあなたもいてそれぞれの立場で頑張っているたんだ。あなたも英雄だ! ハァ?うるさいわ! おもしろく見たからっててめーの主張に同意したわけじゃないわ! すっこんでろ!

 

いつの間にみんなフィクションの見方が下手くそになってしまったのか。

 

吐き出すだけ吐き出したから寝るわ。疲れた。