てのひらを、かえして

知的怠惰の集積地よりお送りする、手斧と料理のふんわりブログ。

230514 日記

月末にちょっとした用事があるのでフォーマルなアレこれを家族で買い出しに出たが、人手がすごくていったんあきらめ、一回帰宅して子供達には宿題を言いつけて衣替えのクリーニング山積みでもっかい出発。ついでに買い込んできた食材で夕飯の準備をしてガンダムみてプロスペラてめえやりやがったな! とひとしきり盛り上がって再度子供達含んで出発して買い物して帰宅してメシくって一日が終わった。効率なんて知ったことかのどたばたした休日だった。午前中? ウチの連中はニチアサ見てるから動いたりしねえんだ。

毎日のように忘れ物と見逃し聞き逃し手抜かりで、始終どたばたしている。仕事している間の方がよほどに予定通りで静謐でさえある。
「学校から帰ったらプリントとか入れる箱」の設置により以前よりも早めに思い出されることが増えたのだが、「おおあわて」の頻度が減少したかと言えばそうではなくむしろ増えている。これはおそらく、箱設置以前では親元まで届くことなく忘れ去られていた忘れ物が相応にあり、箱の設置によって表面化したものではないかという学説が最近の学会ではもっぱらである。

箱にまでたどり着いた「れんらく」はさいわいである。親が気づいて対処されるから。「れんらくちょう」に何かが必要な事だけ書いて、そこだけ途切れているときはどうしようもない。当人も必死で連絡を書き写しているときに先生がなにか注意を促したんだろうな。あまりにどうしようもなくて「パパからのれんらく」をれんらくちょうにそのまま書いておいた。半分くらい達成された。

どたばたしてしんどいけど、これをやれるのももうあと数年なんだよな。忘れ物はたぶん大人になってもやるだろうけど、自分で対処するようになるだろうし、進学だか就職だかで親元を離れるまで10年もないし。第一子が生まれたときからちょっとそういうタイムリミットみたいな意識があって、いずれどっか行っちゃう物だと思ってる。

230511日記

下の子が手羽元を食べたいというのでグリルで焼いていたのだが、食卓に出す頃には鉛筆を握りしめたまま寝ていた。スーパーによくある味付け済みの手羽元or手羽中の再現をここのところ試みていたが、もうアレほとんどパプリカパウダーの味と風味じゃねえかなという結論に至りつつある。

FGOでようやく弓ノッブが配布されて夫婦で喜んでいた。自分の垢はほぼゲーム開始時期に作成したのだが、しばらくログボだけもらっていた時期つまりサボっていた期間が一年ほどあった。その時点で一番強いサーヴァントがライダーで敵に勝てないから再臨したいのに再臨素材を落とすのがアサシンという4章に阻まれていたのだ。その後配偶者がプレイ開始し、進度を追い越されたのであわてて再開した経緯がある。なので人理修復したのは配偶者が先だ。ちょうどその時期にノッブがいなかったので弓ノッブだけいなかった。ぐだぐだイベントのたびに何となく申し訳ない気がしていたしよかったねカッツ。

例の件。
「アカウントを消すまではしなくてよくない?」が個人的に思う常識的なライン。個人の獲得した人間関係まで打ち切らせるのは人倫にもとる。しかしながら今回の件では本人の所行と配偶者の状況を鑑みて緊急避難としてアカウント消去やむなしと考える。もちろん後から聞くだに情状酌量の余地があまりなさそうな所行の数々はあるが、既に発表済みの作品まで消せというのは償いとして妥当かというともはやそれは加害欲で、現状復帰という線を越えている。今後、彼が生活態度を改め、家庭内の負担を相応に過分に負うことでしか償いはできない。それはそうとしてまず配偶者の方の健康を取り戻す方が先であるのでアカウント消去を決断されたのであればやむなしである。

時間的な限界の現れなんてそれはその個人でぞれぞれ。それはそう。GWをこえて息も絶え絶えな野菜達を集めて早しポトフを煮込んだ。そのポトフをリメイクしてカレーにしたし図工でペットボトルが必要だったりした。まだまだ一人では机に向かって集中するのが困難なので、宿題に付き添って背中をさすったり耳たぶをピロピロしたりお褒めを浴びせてやる気を取り戻したりする必要があるのだ。それが終わったら風呂もあるしまあ歯磨き寝かしつけはなくなったけど。気が付いたらてっぺん回っててもう寝ないといけないのだ。

そうか、限界なかったのか。よかったね。

もう夏だな。暑さよりも先に自分の汗くささが気になる。ミョウバンのかたまったアレを体の各部にすり付けねばならない。

230508昼の日記

くそあちい

GW中の帰省に際して、(一応仕事で必要になることもあるかもしれないから)仕事用PCを持って行くのでポメラは持たなくていいだろう。との判断をしていたらめんどくさくて一回もPCを開かなかったので、反省としてポメラを持ち歩くことにした。起動の早さは宝である。というわけで職場の駐車場、その車内でこれを書いている。もうかなり暑い。

なぜ車内で書いているかというと、先日より禁煙を始めたので喫煙所に行くのがバカバカしくなったからだ。元々紙巻きからプルームテックに移行していたのだが、機械の調子が悪くて加熱がうまくいかないのを無理やり吸っているうちに、これはもう無くてもいいんじゃないかとなって、禁煙してみたらそのまま続いている。
正直禁断症状らしい禁断症状もない。

浮いたお金でパソコンでも買おう。

田舎の中小企業のオフィスなんぞでポメラを開いたら余りに奇々怪々な機械すぎて邪な術を使う魔術師かなにかと間違えられ、石もて追われることになるのは明白である。そうだ

あ、でもこれいいな、この暑さを感じながらキーボード叩くの、臨場感があっていいぞ。

幼年期の終わり、揚げ物の曙。

昨日の夜に下の子から「明日は鶏の唐揚げ」とのリクエストがあったので唐揚げを作ることになった。これまで揚げ物と言えばたまの週末に唐揚げをやるか、子供たちの弁当の日におかずとして揚げ物をやるか、もしくは芋天をを揚げるか(過去記事参照:芋天タイムアタック - てのひらを、かえして)で深めのスキレット、もしくはフライパンでごまかしてきた。

しかしながら子供たちも大きくなってきた今、好物の唐揚げを十分な量揚げるにはもうサイズが足りない。ちょっと前からイオンの家事用品コーナーで「多機能ポット鍋」なる物を見かけてはそろそろ買い時ではないかと虎視眈々とうかがっていたのだ。煮る炒める揚げる何でもこなせるすぐれものとのふれこみで、あのぽってりとしたフォルムにはちょっと惹かれる物がある。


こういうの。

揚げ物鍋はあるよ、と配偶者は言った。
コンロの下のスペースをのぞいたらそこにあった。油カバーもついていて温度計を刺す孔もある。温度計の行方は不明だが。コンロにセンサーがあって自動で調節してくれるのでまぁ。
これで、これでいよいよ揚げ物の世界に足を踏み入れることができる。できるがしかしやっぱり多機能ポットちょっと欲しかったな。

油は米油とちょっと悩んだがキャノーラ油にした。諸事高騰の折、少しでも倹約を、という切なる祈りだ。

100gあたり\98の鶏モモ4枚は一瞬で消えた。ついでにブロッコリーも素揚げしたがそれも消えた。大体1時間はかかったのに。

一巻の終わり、二巻の始まり。ここから俺の料理は揚げ物編に突入することになる。

チャンコーハンの鉄球は足枷なのか武器なのか。

自分の字の汚さに閉口している。見た目の美しさの話ではない。Googleが認識してくれないのだ。
普段、手書きで取ったメモはスマホGoogleアプリでOCRしてテキストとして取り込むようにできるだけしているのだが、誤字が多い。「C」と「2」がたびたび混同されている。つまりコンピュータの入力に適した字ではないということだ。分かち書きまでは必要ないが、縦横の画ははっきり書いて、ハネハライは小ぶりに、文字間を空けて、行書より楷書の方が認識されやすい。

いくらコンピュータやインターネット、AIが進歩しようとも、もしくは進歩しきるまでは人間の方があわせるしかない。しかしながらどんどん生活の中に入り込んできているので、このままいくと「コンピュータに認識されやすい人間」の方が生きやすくなるのではないかと考えている。

もう既にウチのスマートアシスタントはちょっと差を付け始めている。家族の中であきらかに上の子をひいきしていて、上の子はチャンネル争いに強いし、親がなかなか話を聞いてもらえない時に通訳をしてくれる。

これまでだって類似のことはあったはずで、なぜか自動ドアに無視されやすい人、門灯のセンサーが反応しない人、というのはいた。それらの小さいストレスが今後の社会では無視できないほど大きくなっていくならば、生きづらさとして表面化してくる。

逆に、読み込まれやすい書き方、聞き取られやすいしゃべり方を身につければ、ストレスが減って、生きやすく能力を発揮しやすくする道も出てくる。AIに対しても使い途を思いつく人間、そしてそれをどうAIに伝えるかの能力が問われる。会得していれば大きな力となるのはどうも間違いない。

剣聖デイモス・ハイアラキも、モーターヘッドはあくまで手足の延長線上なのだからまず自分の能力を上げていくべきって言ってた。

ちなみに手書きだけじゃなくて音声認識でもメモ取りはやってて、最近のブログの下書きにしてたりもするのだが、専門用語はむしろ認識されやすくて、人名、地名、同音異義語は間違いが多い。間違いが発生しやすい言葉は避けて、
コンピュータに認識されやすい書き方しゃべり方をしていくとそのうち単語レベルで淘汰圧がかかって語彙自体が変化していきそうで言語さんサイドも生き残り大変そうだなって思いました。

中年男性ホルモンを煮る

ある土曜日の昼下がりに「トリッパが食いてえ」となったので、じゃあ自作するか、と住んでいる町の肉屋をはしごした。しかし、まったく手に入らなかったので渋々近所のスーパーでミックスホルモンを買って、妥協の産物としてのモツとスジ肉のトマト煮込みを作った。トリッパと俺の関係といえば都会の、それもこっぱずかしい名前の肉バル店を避けて語ることはできない。おのれ肉バル、トリッパを白ご飯にぶっかけて食べたいのにメニューにライスはなかった、肉バルである以上肉を食えということだな! 敵ながらあっぱれ。
出張の疲れを癒しに夜な夜な飲みに出かけていた。一回など飲みの方を頑張りすぎて次の日昼まで全員動けなくなったこともある。上長もグロッキーだったのでむろんおとがめはなかった。ここ数年は件の疫病のせいで出張してもそういう機会は減っている。思えばあの頃のメンバーもだいぶ人数が欠けてしまった。ちなみに肉バルはないが普通にイタリアンはあるので実は地元でもトリッパは食える。でも俺は鍋いっぱいに食べたかったので今回の犯行に至ったと自供している模様。

作った。

ホルモンも牛筋もにおいがあるので下茹でをして茹でこぼす。一回目で脂とアクが浮かなくなったのでもう一回沸騰したらザルにとって洗って良しとした。

でも出来上がりの時にはまたかなり脂が浮いてきてた。まあ味の一部ではあるから全部無くしたいわけではない。業務スーパーの牛筋はいいぞ安い多い臭い。いかにも牛筋という感じのにおいがいい。
野菜とトマトピューレを入れて煮る。おそらくセロリを入れるともっとうまくなると思うがセロリの扱いがよくわからない。
人参は良く火を通せば食感もよくなるし臭み苦みが消えて甘みが顔をだす、人参嫌いの人間の大半がこの臭み苦みを嫌っているはずなので、人参に強めに味付けをすること、良く火を通すことを徹底すべきである。そういや福岡のステーキハウスでフカッフカの人参が一本出てくるところがあったな。あれはうまかった。入れたはずの玉ねぎは溶けてしまった。
バジルがある家の子はかけて食べるといい。

残りは次の日にペンネに絡めて食べた。これはこれでうまい。

サムネが見苦しかったので別の写真に差し替え。

男性更年期障害のホルモン療法、その後。とセルフケアについて。

前回の男性更年期障害記事から1ヶ月以上経って、すでに全量のホルモンを注射を2回受けました。今の処方のやり方としては全量の注射で4週間間隔をあける形にしています。副作用と思わしきものはありません。しいて言えば下半身がだいぶ元気なのが困りもの。

この4週間の内、最初の2週間は薬が効いているのか気持ちも軽く、屋外での作業も苦にならないくらい元気です。その次の週で少しずつ元気かなくなって、4週目はしんどいのを我慢して週末の注射を待つ、というサイクルで生きています。先生からは「4週目つらいなら1週早めでもいいよ」と言われています、「結局のところ、本人の間隔でしかないし、生活が向上するようにもっていくのが仕事だから」とも。軽いぎっくり腰になったり(下の子を起こそうとして担ぎ上げたのがいけなかった)謎のひざ痛に悩まされたり(1週間くらい、ひどいときは)しましたがこれは季節の変わり目によるものでしょう。何より向上している点としては人生の1番下に30ミリ位の厚みで元気の下支えがあるイメージになります。

ここんとこ増田を中心に話題になってたセルフケア、かどうかはともかく。
心身の不調・不快に鈍感でいるのは避けようねって話なんですが。とかく自身のことだと鈍感になりがちで、よくあるのが普段家族のご飯作ってる人がふとその必要がなくなって本人分だけ作ればいい状況になった時なんて冷蔵庫のあまりものを冷ご飯の上にのせて食べるなんてことをしがちなわけで、あと風呂、一人だと洗って沸かして様子見てふろの湯止めて脱いで洗って漬かって出て乾かして服着てがめんどいし、あと小さいことだけどバスタオル何回も使いまわししたりする。でもそこには冷えた飯や昨日食べた覚えのある残り物の味や風呂入らなかったことによる髪の毛のべたつきや乾ききってないバスタオルのにおいと感触なんかでこまごました不快がある。一回一回は小さいから「めんどくさい」に押し流されがちなんだけど溜まると病む。単身赴任してた時それやりがちだったの思い出したわ。

単身赴任だからって結構雑な布団セットon板敷で寝てたけどすんげぇ勢いで肩と背中が痛くなる、家帰ってふわふわの布団で寝るのが楽しみでしたね。

ちなみに今は堅めの高反発マット敷いて寝てます。沈み込む寝床では腰がやられてしまう。

また、フルタイムで働いてるとなかなか医療機関にかかるのも難しい、平日は医療機関に行こうにも就業時間からでは間に合わないし、土曜は午前診療しかなかったりして行けてもめっちゃ待たされるなんてザラだし、実際このホルモンの注射を打ってもらうのにひどいときは2.5h待ったこともあったので。かといって休暇取っていこうとすると上司がグネグネ行ってきたりするんだよな、当人もちょくちょく通院で休むくせに。

似たようなので「こいつら平日昼間から遊びまわりやがって」って怒りが時々ある。こっちはフルタイムで働いているんだよ? 平日昼間にしか開いてない店って何よ? フルタイムで働いている人数ってめっちゃ多いと思うんだけどその人たちを客にしないで商売成り立つのか? 

こんな感じで結構毎日プリプリ怒ってるのでセルフケアなんて出来てないし偉そうに指南なんてできやしない。

その怒りの延長線上で、ある日のめざましテレビに無性に腹が立った。じゃあ何に腹が立つのかと考えたらこっちは出勤なのに観光してんのがムカつくが、これまで観光なんてくだらねえしその時間で家で寝て本読んでゲームして酒飲んでる方が得だと思って生きてきた。

しかしながらじゃあなんで観光に行くのが嫌かというのを振り返ってみたら、観光先ってめっちゃ混んでて待たされて、予定が崩れるのと人混みが嫌だということが自分の中で確認できた。

なのであまり人の多くない時期を選んで予定が崩れにくいバスツアーを使って一回ちゃんと観光しに行こうと思いました。

つまりこうやって壁打ちしながら向き合ってみるのは必要だなと改めて思った次第です。言語化して吐き出すのに「同人お気持ち長文」のメソッドがいいのではないかとか、自己開示のハードルが高いのが医療に繋がるのを阻んでないか、なんて考えて一回書いてたんだけどまとまらないし考え違いもありそうだしそれは丸っと放り捨てることにしました。

これは我ながらセルフケアしてんなと自画自賛してるのが葛根湯、風邪じゃなくて肩こりが来たら葛根湯飲んでる、結構効いてる。言い忘れてたが、葛根湯は食間食前に飲むんだ、要は空腹時に飲めってこと。最初知らなくてメシの後に飲んでたからな!
お薬は用法容量を守って正しく使ってくださいね! 名前を隠して、楽しく日記!