てのひらを、かえして

知的怠惰の集積地よりお送りする、手斧と料理のふんわりブログ。

休日朝のおろし蕎麦

休日の朝、食パンを切らしていることを知る。いや、子供たちのおにぎりの分の白飯は何とか確保できているけれど親の分がない。

 そこでこれ。

 いつぞや読んだ、サッパリ売れなかった「小諸七兵衛」が乾麺そば界きってのベストセラーになるまで - メシ通 | ホットペッパーグルメの記事で知ったこの蕎麦だがうまい。年越しもこれでやった。近所のスーパーに一軒だけ入荷しており買いだめしておいたのだ。なお、パスタはまだまだ備蓄がある。
 麺の表面に微妙な凹凸がありつゆとの絡みが良いのが実にうれしい。メシバナ刑事で言うところの「麺のスープリフト力」が高い。
 貰い物の辛味大根があったのでそれを1本すりおろして一緒に食った。おろし蕎麦はたしか東北の食べ方で、以前は近所にそれを食べさせる店があったのだがいつのまにか居酒屋になってしまった。店員から覚えられるくらいは通ってたんだが。
 

おろし蕎麦

材料

・蕎麦(乾麺)適量
・辛味大根 1本
・麺つゆ(濃縮タイプ)
かつお

作り方

 辛味大根の皮を剥き、全部すりおろす。汁も捨てない。辛味大根は激安系じゃないスーパーでちょっといいとこっぽい店であれば入荷している。生協系とかは間違いないんじゃないかと思う。どっしりとした普通の大根と違ってちょっとスマートだけどひねくれた印象があるあいつだ。普通の大根が島の方で位置を占めているのと違って、大体壁際の棚、それも上の方、香味野菜系のあたりで、例えばセロリの斜め上くらいにいる。

 すりおろしたそれをちょっと口に含んだだけで唇がひん曲がりそうなくらい辛い奴が理想だ。それを2倍濃縮の麵つゆと一緒に器に入れてつけダレとする。

 これをそばにたっぷりとまぶして食べるといい。辛味でしゃきっとするし大根はでんぷんを分解する酵素を含んでいるのでそんなに重くもない。変わり種の朝飯としてはなかなかよい。  
 まあ別に辛味大根があったら普通のコメのメシでもバリバリ食えてしまう。あーかつお節かけるの忘れてた。

別に作り方ではなかったというオチ。