てのひらを、かえして

知的怠惰の集積地よりお送りする、手斧と料理のふんわりブログ。

それでも毎日作るけどさ。

「ご飯を作らなくてもいい身分」であるとマウンティングを取られるのがつらい。
今日書きたいことは上の1行だけです。お疲れ様でした。


 会社の別部署だけど上役という人がおり、席が近いので世間話をすることも多い。そんな人との雑談の中で、「毎日の献立を考えるのがしんどい」という話をしてしまったのが運の尽きだった。
「へぇ~え、〇〇くんが毎日料理してるの? 家で? 奥さん作ってくれないのぉ~~」
そこからというもの、1週間は帰り際に「さあてかえってご飯食べますか、座って待ってれば出てくるご飯だけどね」「ビールでも飲んでたらつまみも出てくるしそのうちメシもでてくるもんね、作らなきゃいけない誰かと違って」と煽られ続けた。数か月たった今はそこまでの頻度ではないがチクリチクリと刺さる言い方をしてくる。

 なぜできないことが多い奴がマウンティングしているのか意味が分からない。別に作れる方が特別偉いとかいうつもりはない。タケノコの下処理の話をしていて「米ぬかが吹きこぼれると処理が面倒」というだけで「うっわ、うっわ。さすがやねえやったことのある人は。うっわうっわw」と煽りが始まる。「さすが」にここまで侮蔑をのせて話すことができるとは。

 そして何が腹が立つってこのクソ田舎じゃあこいつの方が多数派で一般的な考え方だということと、そしてこのクソみてえな価値観が横溢するごみ溜めから俺は抜け出せないってことだクソッタレ。

 「降りろ、役割から降りれば楽になる」というが、今はまだ過渡期で「ご飯を作らせる側」という役割から降りるだけでもこのありさまだ。「わたし作る人、ぼく食べる人」のCMからもう何年たった?
 まだ俺は体全体が大きくて押し出しのきく重量をしているからまだこんなもんで済んでいるのだろう。

しかし毎日行くスーパーなんかじゃ結構見かけるんだけどな明らかに家族の分まで自炊してそうな買い物してる男性。

朝からまたチクリとやられてイラついて書いた。