てのひらを、かえして

知的怠惰の集積地よりお送りする、手斧と料理のふんわりブログ。

幼年期の終わり、揚げ物の曙。

昨日の夜に下の子から「明日は鶏の唐揚げ」とのリクエストがあったので唐揚げを作ることになった。これまで揚げ物と言えばたまの週末に唐揚げをやるか、子供たちの弁当の日におかずとして揚げ物をやるか、もしくは芋天をを揚げるか(過去記事参照:芋天タイムアタック - てのひらを、かえして)で深めのスキレット、もしくはフライパンでごまかしてきた。

しかしながら子供たちも大きくなってきた今、好物の唐揚げを十分な量揚げるにはもうサイズが足りない。ちょっと前からイオンの家事用品コーナーで「多機能ポット鍋」なる物を見かけてはそろそろ買い時ではないかと虎視眈々とうかがっていたのだ。煮る炒める揚げる何でもこなせるすぐれものとのふれこみで、あのぽってりとしたフォルムにはちょっと惹かれる物がある。


こういうの。

揚げ物鍋はあるよ、と配偶者は言った。
コンロの下のスペースをのぞいたらそこにあった。油カバーもついていて温度計を刺す孔もある。温度計の行方は不明だが。コンロにセンサーがあって自動で調節してくれるのでまぁ。
これで、これでいよいよ揚げ物の世界に足を踏み入れることができる。できるがしかしやっぱり多機能ポットちょっと欲しかったな。

油は米油とちょっと悩んだがキャノーラ油にした。諸事高騰の折、少しでも倹約を、という切なる祈りだ。

100gあたり\98の鶏モモ4枚は一瞬で消えた。ついでにブロッコリーも素揚げしたがそれも消えた。大体1時間はかかったのに。

一巻の終わり、二巻の始まり。ここから俺の料理は揚げ物編に突入することになる。