てのひらを、かえして

知的怠惰の集積地よりお送りする、手斧と料理のふんわりブログ。

今期アニメ感想2本

さっそく更新をサボってしまってごめんなさい。このブログは基本的に昼食後昼休みに書きなぐられており、日帰りとはいえ出張中に書けるものではない、のだ。待ってくれ脇で今年のタスク管理記事を書いてもいるんだ。誰が楽しみにしているかわからないが、大所高所からの手法と違い、生活と自分の怠惰と実践のすり合わせは読む人が読めば面白いに違いない。いつだって人間の右往左往は面白いのだ。

今期のアニメ、継続視聴も新規の視聴意欲をそそられるものも多い。そのうち「勇者刑に処す」と「違国日記」を観た。

「勇者~」第一話感想

冒頭の逃げているシーンの作画が圧倒的で、製作側の意気込みが伝わってくる。資金も人材も揃えて、絶対にヒットさせるぞという心意気がある。
盗癖のあるショタ処されと処されニキの置かれている絶望的状況と、無理解でメンツにこだわる周囲、圧倒的質量で攻めてくる敵に対して現れる逆転の目、しかしその力を忌避する処されニキ。何かの事情があると思わせて仕方なく力に手を出して乾坤一擲の大逆転、めでたしめでたしと思いきや明かされるニキの真実、これからの戦いやいかに。というところで終わる。

待て待て、俺がインターネットで聞いてきた今作の魅力みたいなところ全然出てきてないじゃないか。ここまでだったら単に絵がいいだけの最近よくあるバトルものやぞ。おそらくこれ1話60分、2話30分でちょうどマミさんが死んでから話が面白くなるタイプの作品だな。本当は推しの子フリーレン方式で一気に駆け抜けたかったのが残念ながらこの形式なのだろう。とりあえずそこまでは付き合うか。

ところでこのままで行くならショタ処され、ヤバい正体あるヤツじゃん。

「違国日記」第一話

こちらは原作も実写劇場版も視聴済み完結済みであるので単純に楽しくて視聴となる。なのでだいぶ点が甘くなる可能性がある。

OPからすでにファンサがすごい。

ヤマシタトモコ先生の絵の色彩をほぼ完全と言ってもいい再現。キャラに合わせた立ちから歩み方をかき分けてくる。こっちはこっちで製作陣が全員原作を読み込んできているであろう覚悟が伺える。いやそうだよねこの作品ファンはものすごい好きだから迂闊なもの作ると絶対怒られるもんね怖いよね。

原作1話での衝撃を絶対再現してやる、それでいて演出は原作再現を上回ろうとしてくる。罫線から砂紋に移行するの原作にはなかったはず。
ここの罫線のシーン、心配になるくらい長く止め絵が続くのだがこれはまあファンへの信頼がないとやれないが、しかしこれがあって、朝の不安を視聴者は共有し、孤独の心象風景たる砂漠に誘導しうる演出だったとおもっている。

終盤の飲食会場での印象的なあのセリフ、原作では槙生ちゃんの特性もあり、あの場の醜悪さに怒って、あのセリフが出てくるのだという解釈をしていた。

しかし、アニメ版では立体的な2人の立ち位置がみえた。槙生は朝のことをずっと見つめていて、朝のことを見ていたから声を聞いていたからあの「盥」に繋がったのだとわかった。

いやあ来週も楽しみだ。そういや朝はマミさんとほぼ同じ境遇なんだな。