てのひらを、かえして

知的怠惰の集積地よりお送りする、手斧と料理のふんわりブログ。

超低次元上司による部下の進捗管理

今週のお題「最近変えたこと・変わったこと」

部署の進捗管理が思ったより順調に部下に浸透していてうれしい。おれがいるのはジャパニーズのトラディショナルかつ零細企業の一部署で、これまでの進捗管理といえば上司が「やっとるかー?」と聞いて「やってまーす」か「まだでーす急いでやりまーす」でまわっていたところだ。いや実際にはあんまり回っていないので今回旗振り役になって進捗管理を導入した。社内のファイルサーバーの共有フォルダにある部署のフォルダにワードファイルを置いてアウトラインビューで確認するだけの簡単なものだ。はてなの文化圏でこんなものを使っていることを知られたら余りのレベルの低さに呆れられ、手斧も飛んでこずに陰口をたたかれるに違いない。おそろしいおそろしい。

アウトラインを使っているのはある程度まとまった仕事を階層構造をつかって分解ができる事、階層で作業の親子関係が分かりやすいことを理由に採用している。進捗状況やコメントについては各行の末尾に名前と一緒に記入してもらうことにしている。たった数人の部署だが、ルーチンの作業がある中で期限のある業務がいくつも降ってくる部署なのでどの件がどこまで進んでいるかの進捗はむしろ作業者が迷わないために必要だと感じている。あくまで作業の合間に書き込める量で、このファイルの管理が一つの仕事になってしまわないことを気がけている。

もう一つアウトラインの利点を挙げるとすれば、今この部署が面している業務の一覧を俯瞰できることにある。この俯瞰図はおそらく今までは上司の脳内にだけあって、もちろん上長もバカではないのでその俯瞰した仕事の全体像をもとに、必要なことを必要な時に催促していたはずである。ところが、部下からするとともすればそれは場当たり的な対応であると感じられる。どんな仕事だって対応としての仕事にはやらされているという感覚が生まれる。この俯瞰図をメンバーに公開することで場当たりの対応でないと納得してほしい。納得した仕事は主体的な仕事になる。

ま、こんなことこれまで何百万回もネットに書かれてきたことだろうけど、これは自分のために書いていることなので。

今回の件で自分が何を喜んでいるかというと、部署のメンバーが率先してこのファイルに書き込みを継続してくれていることだ。この手の導入はいくら旗を振っても、いかに優れたシステムであったとしても、各担当者が積極的に利用してくれないと何の意味もない。今回はもともと各メンバーが必要性を感じていたところに持ち込んだのでうまくいったものであるが、こんどはこちらが各人の書き込みをきちんと見ていること、上長(びっくりするよな。おれがだぜ?)も積極的に参加しているところを見せないと継続できない。これを継続していることを実績にしていつかもっと便利な進捗管理用のサービスを導入にこぎつけていきたい…………な。