てのひらを、かえして

知的怠惰の集積地よりお送りする、手斧と料理のふんわりブログ。

職位が下の人間に管理されるのは嫌の話

この記事のブコメ

「職位が高い人間ほど、技術的な実務から遠ざかってしまう」のを解消しようとして、失敗した時の話。 | Books&Apps

建設業界どうやってるんだろう?ペーペーの現場監督が、本社から派遣されて来る物語よく見るし、職人集団ごとに会社があるような組織なのに。設計者じゃないから良いのか?

2019/06/19 09:32

ってブコメがあったから

「職位が高い人間ほど、技術的な実務から遠ざかってしまう」のを解消しようとして、失敗した時の話。 | Books&Apps

建築業界の隅っこから言うと、作業の指揮は個々の下請けの職長が行うのでそこには上下関係があるから作業自体はスムーズ、ペーペー監督でもやれるのはその個々の作業を監視して工程の管理に徹するから、かなあ。

2019/06/19 10:57

って書いたんだけどちょっと足りない気がしたのではみ出して書いておく。

 

建築業界の隅っこの、下請け視点からの話。

 

どうしてペーペーの現場監督が舐められずに済むかというと発注者側だから。ペーペーの上にはペーペーを監督する上司がいて、ペーペーも馬鹿ではないので下請けを動かすための仕事をしてる。余程のことがなければ単に若いからといって舐めた態度を取られることはないはず。ペーペーはいずれ偉くなるし、そのとき下請けも仕事がなくなったら困るし。

 

元記事の、

 

“「コーディングが出来るのはいいんだけど、ぶっちゃけ職位が下のヤツにあれこれ管理されるのはなんか嫌」”

 

がなぜ発生しないかというとそりゃ発注者と受注者という上下がはっきりとあるから。

身もふたもない。

 

ただちょっと思ったのが、ここでの「管理」はもう少し切り分けが効くのではないか、ということ。

「チケットの遅れを指摘」みたいな個々の作業の進捗を管理するような事と、じゃあこの作業の遅れがあるから別の工程でどうリカバリーするか工程間の調整をするような事は切り分けできそう。

 

建築業界独特の話かもしんねーけど。建築は遅れが見えやすいし、割と人海戦術でなんとかなる部分あるし。

 

手前味噌の話をすれば、状況に応じて職位が上でも一時的に下の人間の指揮下に入ることはある、ウチの会社。

営業と品管と現場メンバーで建築現場で見つかった誤作の補修の場合では、実際の補修作業では現場メンバーの下に営業と品管が入り、その後の検査では品管の下に営業と現場が入り、客先対応では営業の下に品管と現場が入る。

平の現場メンバーがやる溶接の助手に営業部長がつくのはまあまあザラ。

 

うーんこれも建築業界でしか適用出来ない話かも。

 

それぞれの専門がはっきりしていて、場面における自分の出番が分かり、また、他のメンバーに自分が持っていないスキルがある事を承知している。

のが前提になりそう。

あと、「やんねーとおわんねー」って共有出来てるとこはあるんだろうな。多分これは建築業界みんな共有してる。

 

でも別に職位が下だからって人間として下かってそんな訳ねーのにな。