てのひらを、かえして

知的怠惰の集積地よりお送りする、手斧と料理のふんわりブログ。

日記230928

今週は火曜から夏の暑さが帰ってくると天気予報は言っていたけれど、だいぶ過ごしやすくなった。八月に比べたら日差しは対して変わらなくても、吹き付けてくる風が俄然冷たい。

毎日毎日外に出て働く職種なので、季節や気候の変化に敏感というよりも、否が応でも気づかされる人生を送っている。生き物の様子を見て間接的に季節の訪れを汁というわけはいかない。季節の方が教えに来てくれる、直接、皮膚に。

たとえば先日関東に出張していた折に、そこは川沿いの草いきれムンムンな熱気と湿気の巣窟みたいな場所だったが、一日に一回くらいヒューッと冷たい風が吹いてくる。空を見上げたら視界のはしに雲が見える。これがくると30分以内に土砂降りがくるのでその前に道具も本人も屋根のあるところに待避する。地面を打ち付けた雨が跳ね返って水煙になるような雨だがそれもほんの20分くらいで通り過ぎてまた元のカンカン照りになる。すると地面の雨が蒸発してきて湿度だけ高いムシムシフィールドが完成する。不快指数はうなぎ登りひつまぶしだ。

しかしまあ本当に過ごしやすくなってきて本当にうれしい。さあ寒くなれ、冬こそ我が季節。さあ鍋を食べよう。

230925日記 先送りの効能と骨伝導イヤホン。

出張かと思われましたがそれ以上に問題がある事態に陥ったので対処に追われていてしんどい。ちょうど今朝から焦燥感にめっちゃやられてて出勤前に何回もえづいてしまった。元々働くことがそんなに好きではないのに働いていて楽しい仕事でもないので仕方ない。

食事をしていても楽しくないがせいぜい食事くらいしか楽しみがない。以前より酒量をへらし、飲酒する日を限定することで見えてきたのだが、確かにお酒には不安をとりあえず鎮めてくれる効果はある。明日仕事にいくのが不安なときに確かに気持ちがふわっと楽になって「あ、飲んでよかった」と思ったのが先々週の日曜日だ。
お酒を飲んで気分を変えるなんて問題の先送りでなにも解決してないことは自明なのだが、月曜日のことは月曜日に不安になればいいので、日曜の夜に酒を飲んでもかまわないのだ。月曜日の朝に送ってしまえ。

ちなみにこの土日は楽しく飲み過ぎてだめだった。お酒は適量を守って飲みましょう。

なんか楽しい話でもしようと思うので新しく買った骨伝導イヤホンの性能がなかなかいいよと言う話をする。

先日愛用していた骨伝導イヤホンShokz社のAEROPEXがだめになってしまった。原因としては長時間高温多湿の環境で酷使されたことによる防水機能の劣化とそれによる汗の進入だった。この故障は一度経験済みで、保証期間を利用して新品交換だったのだが同じ壊れ方をするからにはもう設計上仕方ないところなのだろう。
AVIOTのOpenpiece playful WB-P1


先に不満点から言っておくと、機器部分が耳の後ろを占有するのが圧迫感がある。ボタンの配置がよくなくて、電源(音量+)ボタンが押しづらい。マルチファンクションボタンが右側にあって、ちょっとだけ電話に出づらい。まあこれは利き腕によるのだろうが左側で着信できる方がちょっとだけ楽だとおもう。先行したShokz社製のAEROPEXと同形状とは行かないだろうし、そこは後発メーカーとしてつらいところでもある。Shokz社のデザインが優れているとも言えよう。

ほかの部分はかなり満足度が高い。
音質はほとんど遜色がないか少し上回っているかもしれない。これは先日の出張の折にAEROPEXユーザーの後輩と付け比べて確認した。通話品質に関してもおおむね問題ないと思われる。

接続の復帰が容易であること。
iphoneユーザーだけかもしれないがAEROPEXは完全に接続が切れると再度電源を入れ直さないと認識してくれない。当機種では基本的に近づき直すだけで認識しなおしてくれるし、最悪Bluetoothのメニューから接続ができる。

金額はだいたい1~2割くらいやすいんじゃないかしら。
選択肢が増えることはいいことであり、これからも当ブログでは骨伝導イヤホンを応援していきます。

耐久性については追って報告する。

日記230920 小さいモチベの話。

出張の気配が濃厚になってきた
おおよそ出張という物は気が重いもので、うきうきしながら出張に出かけたことはほとんどない。とある機能が必要であるが、その需要が一時的にしかないので、呼ばれるわけである。恒久的にその機能をその拠点に置いておく費用や、現地でその機能を調達しようとした場合の費用と私の旅費を比べた際に旅費の方が安価であったと言うだけで、あからさまに言えば、首都圏の人件費よりも田舎の人件費が安いということでしかない。

でもまあ、到着して、どうしようもない状況を片っ端から把握して、何とか全貌を見渡せるようになった瞬間だけはちょっと好きだ。何となくだけど糸口をみつけて解決までの道筋が見えた瞬間だ。終わった瞬間よりも好きかもしれない。何せこの件が終わったというそのときには次のクソがみえているから。

見通しができるとモチベーションの小さい泉がわいてくる気がする。ろくでもなくてしんどいけど、これだけこなせば終わるという見通しがあるのと、とにかく前に進めで闇雲に手を動かすのでは、このモチベーションが沸いてこないという明らかな違いがある。

全体を見渡せて、そこからタスクの残数が減っているのを確認できる限り、自分にはこのモチベーションが沸いてくるので、これを利用して仕事している。100本あるなかから1本完了した、だとなんとなく感じ方が弱いのでここで100本を10本ずつのグループに分ける。この1グループ10本から1本減ったぞ! となると本数的に同じなのになぜか自分の中でのモチベーションが違って感じられる。

客観的に見ると滑稽だろうとおもう。本質はなにも変わっていないのに、半ば目隠しのように視野をわざと狭窄させている。それも自ら、しかもさっきまで「全体の見通しが欲しい」とまで言っていたのにね。

この10本のグループ、大体6~8本目が木曜日っぽくて、というと伝わるだろうか。何かの仕事、それも繰り返しのを何度も何度もやっていくのをやったことある人にはもしかしたら伝わるかもしれない。1本目や2本目は月曜日だからまだなんか余裕がある。5本目だと折り返しに来た感じがあって頑張れる。9~10本だともう後少しだぞ、と頑張れる。だから6~8めだと折り返した感時が薄れて、まだやっかいなのが目の前にいくつかある、そう思うとモチベーションが薄くなる魔の曜日が木曜日だ。

もうこれわからんし出張の話でもないな。

自分の体感でどれくらいだな、を把握できるのがだいたい10という数字なのだろう。10本のグループが10個。ちいせえ男である。そこらへんが見通しをたてる自分の限界で、その範囲の中ならモチベーションが保てる。

10を10重ねたら100には到達できるのだから、それをまた重ねていくしかねえなあと思う出張前でした。

日記230912 せめてなりたや…

気分がすぐれない。と言ってもいつものことで、毎日同じような肉体労働をこのさきずっと体が動く限り続けるのだろうなと思うと気がめいる。
もうこの人生この後になにか好転するようなことはないし、好転するとしてなにが良くなればいいのかわからない。ので、これはまあいつもの気鬱やまい、くらいでいいと思う。実際、好転したとしてなにがどうなればいいかよくわかっていない。もしできるなら、本を買って温泉旅行いって夜は刺身と鍋でしこたま酒飲んで次の日の朝飯はバイキングだといいなあ、でもお膳できっちり出てくるのもいいかも。焼き魚だな。そこから一風呂浴びて帰ってくるか。後は子供達がなにになりたいと言っても一回は失敗させてあげられるだけのお金のゆとりが欲しい。それから、朝起きてから寝るまでにあまり時間的余裕がなくてつらいのでそこんとこなんとかなって欲しい。なんか具体的な生活の改善点が出て来たな。今現在の家事と時間的余裕の無さについてはまた別にエントリにしよう。

別にこうやって書いててもたくさんの人に求められているわけではないし、いつか誰かの目に留まると言うほどでもない。ちょっとだけ物を書いてみる気になっているおじさんと言うだけで、自分史をまとめて自費出版する人の方がよほどに立派である。いっそ文フリにでたらいいのにな。自費出版されたはいいけど行き場のない個人史を集めた図書館とか作ったらおもしろそう。もう既に文フリにでてるし個人史図書館もあるよとおっしゃる方はどうぞこちらからご応募ください。

世の中で個人史自費出版に大金つぎ込ませる商売に引っかかる人をバカだなって俺はバカにして笑っていた。自分に都合のいい俺TSUEE物語を過去の栄光を自慢話を書き付けて、作家気取りになって、それが売れて一躍ベストセラーなんて捕らぬ狸の皮算用をして愚かなことだと笑っていた、けれども。おだてられて装丁豪華にして部数盛りすぎちゃったとこは笑われても仕方ないし、それでも生活できてるんなら何年かしたらいい笑い話で終わるとおもう。今の収入じゃそんなこともおぼつきゃしねぇ。

ちなみにインターネットで調べたら自費出版の市場規模が600億円ってのが相場らしいんだけど2007年の調査だと書いてあったがその後の数字がないというのは萎む一方なんだろう。

それとは別に、自費出版できる文字数の個人史を書けるのってすごいことだ。ちゃんとこれまでの人生の記録をつけてきている人って事だろ? もしくはそれを克明に覚えている人とかもしれないが。申し訳ないが自分はここ10年のことすらだいぶ危うい。こないだも上の子の名付けの経緯がどうだったかで配偶者と意見がぶつかった。どうも記憶違いしていたらしい。この勢いで自分の人生も忘れていき、自分の名前も住んでるとこも忘れてさのよいよいとなっていくのだ。週一くらいで書いておいたら死ぬ頃には1冊分くらいの分量になってたりしないかしら。
最近そういうのが身近にあったからちょっと考えてしまう。もし俺の葬式に来てくれたならば、精進落としの席でこのブログ読んで笑ってくれたりしないかしら。

せめてなりたや個人史自費出版おじさんに。

230905 8月あたりの近況

久々に時間いっぱい寝ることができた。8月はずっと4時頃に目覚めてしまってなかなか二度寝できずにいるか、もうあきらめて寝床でスマホをいじるかだったので久しぶりの眠たさがうっとおしくもここちよい。

ここ最近のご飯が単調だと言うことは自分でもわかっていて、とりあえず牛豚鶏をローテーションしながら肉野菜炒めを作って味噌汁を作ってサブで魚を焼くか総菜を足すかと言う感じでよろしくない。なにがよろしくないって俺の精神衛生である。たまには煮魚が食べたい。煮物が食べたい。いかんせん仕事が繁忙期なのでそもそも今月はろくに家にいない。サバフェス2023もカツカツでクリアしていた。

これまで使用していたShokzのAEROPEXという骨伝導イヤホンが故障した。保証期間中に1度交換、かつ保証期間が過ぎていたのでさすがに今度はだめらしい。炎天下で汗塗れかつ毎日の使用ではどうにも1.5年くらいが寿命らしい。IP67防水として本体をシリコン状の膜で覆ってはあるが、その継ぎ目のところから水分が進入して膜を本体に接着している糊が劣化してしまったようだ。これは交換後のものも同様だったので使用後にすすいでよく乾かすなどのケアを行えば寿命を延ばせたのかもしれない。

セールまで待とうかな、と思ったのだが電話機を顔の近くまで持ってくる生活に既に耐えられない体になっていたので別メーカーの骨伝導イヤホンを買った。

いやほんと。(だじゃれ)もう電話機を耳の近くに持ってきて固定してしゃべる動作がだるい。腕をずっと曲げておくの、肘の関節が痛い。顔面にガラスが張り付いて汗でべしょべしょになるんですよ、みなさんよく耐えられますね。

ワイヤレスイヤホンも一時期からしたらかなり普及したので、街中で虚空に向かっておしゃべりする人が増えて、だいぶ社会に許容されてき他と実感している。
最初に骨伝導イヤホンを導入したころは取引先の工場で受電したところを見られて、怪訝な顔をむけられてものである。逆に言うと、そうやって怪訝な顔を向けられても平気で虚空おしゃべりを続けてきた我々のような存在があってこそ今の許容された社会の雰囲気が醸成されてきたのである。皆感謝して欲しい。

盆前のころ

出張にPC持って行くからテキストを打ち込むだけなんて十分可能だろ?

考えが甘い、根っからのぐうたらである俺は机を片づけて鞄からPC出して起動して文章書いて朝になったら片づけてケーブル抜いて鞄に納めてという作業がおっくうでおっくうでたまらない。それでいてスマホだとあまり文章が出てこないのでどうしてもキーボードが欲しい。
ポメラの優秀さを思い知った出張だった。作業で疲れ切ってホテルに戻っても、もうそこからPC起動などしたくないのである。しかも今回はそのPCまで途中から故障してしまっていたから書きたくても書けない。
後半は上司連中が到着したので夜は食事会ってなってしまったのがあるから時間もなかったけど。
毎日汗でグチョグチョになった作業着が生産されるのでコインランドリーしないといけないので時間もないイヤその待ち時間に書けばいいんだよな。
執筆環境、なんていえるほどなにも書いてないないけど。その準備は大事だわ。

この3年間俺とともにいてくれたShokzの骨伝導イヤホンAEROPEXくんがとうとううんともすんともいわなくなった。
思えば彼には過酷な環境であった。来る日も来る日も耳とメガネとマスクのひもと安全帽の狭間でもみくちゃになって流れ続ける汗にまみれる高温多湿の環境におかれ続けたのであればたとえいくらかの防水機能を備えていたとしても、そもそも防水機能をもたらしている外装が破壊されてしまってはひとたまりもなかったのだろう。シリコンぽい外皮はブワブワになっていた。
願わくは過酷な環境に耐えられるタフブックみたいな骨伝導ワイヤレスイヤホンを誰か作ってくれ。

耳の穴が解放されていて外音が取り込めないと日常使いには危険すぎる、両耳別々ではなくて後頭部でつながっていてくれるのもおっちょこちょいでたびたびものをなくす俺としてもとても助かっていた。

手ぶらの状態で即受電できる体制は仕事場でも家事中でも連絡を取りこぼすことがなくて本当に便利だった。
スマホ充電中でもちょっと離れるくらいなら電話できるし
なにより無いと音楽を聞かないから。
いなくなって君の重要性がわかるよ。

ダイソーの¥1000ワイヤレスイヤホンはブチブチ音が途切れるし音量がでかすぎてつらいし。耳に物が入りっぱなしなのつらい。と言うかこれ音量調整効いてないでしょ。

対ショック対閃光防御! あのグラサンはどこにしまってるんだろね?

My new gear...

先日のエントリ、そのブコメでいいサングラスがあると教わったので即購入して届いたので使ってみた。
オーバーグラスってあったのでメガネの上から装着するんだろうと思ってたら蝶番があってまさかの開閉機能付き! 

こうなる

まず、以前使用していた100均の物と比較して、視界の黒さ、暗さは減って明るく、色も見分けが付きやすいのに、まぶしさはむしろ減っている。ちゃんとお金かかったものっていいものなんだねえ。

裸眼と比較してまず感じたのが「あれ? 視力あがった?」という感覚があった。実際には度は入っていないのでそんなわけはないのだが、視界がクリアだ。対象物のエッジが立っているように感じて、ものの細部まで見分けられる。朝とはいえ、夏の日差しは明るすぎるという事かもしれぬ。

通勤路を通して運転してもサングラスを追加したことでの重さによる疲れなどもなく、快適だったのでこのまま毎日の往復に、出張時のお供に、帰省の時つかっていきます。

ご紹介ありがとうございました。