まず「そば打ち、スパイスカレー、自転車」なんて言っているブクマカは完全に的外れだから無視するとして、ここに書かれている増田の情報から推測するとFireって一定額の資産を作ってそこの運用益とか利息で生活していくってことだから、資産を食いつぶしてしまったらそこで人生が終わりと考えるととにかく目減りは抑えたいはずで、そうすると質素かつ快適な「暮らし」に目が向くのはわかる。文中にある「こんな感じの生活で、月々の生活費はこれぐらい」もそういう点で着目したのではないかと思った。余裕ができた、というのは時間の余裕だと解釈している。
で、男性向け生活情報の少なさだ。自分としては生活自体にはそう性差はないので基本的に主婦向け雑誌を情報源としてよいとは思う。自分も小学生時代母親や祖母が買っていたESSEやオレンジページを読み込んできており、今の生活の基礎はあそこと家庭科の授業で培ったと思っている。
男性向けの生活コンテンツというと一時期やってた「家事ヤロウ」というテレビ朝日の番組で、ゴールデンに来る前の深夜時代は家事初心者の男性向けのコンテンツをやっていてあの時期のアーカイブがTVerあたりにあるととてもいいのだが。番組がウケてから以降はほぼ料理情報に移行していったのはとても残念だ。大体今インターネットで見つかりやすい男性の生活情報は「食」に偏重しすぎている。わかりやすく快につながりやすいし情報としてのフィールドが広いからコンテンツに困らなくて済むので皆そちらに流れていく。
「家事ヤロウ」は第一回が「たたみ方」だぞ。3回目が「ご飯を炊く」だ。いいよな、基礎の基礎だ。これを男性芸能人が真面目に、馬鹿にされることなくやっていた番組で生活や暮らしに興味がある男性も入りやすい取り組みだったと思う、というのも男性が教えを乞うのにやはり同じ男性が悪戦苦闘しながらやっているコンテンツというのはプライドがのどにつかえなくて飲み込みやすい。ここの飲み込みやすさは大事だと思うのだ。
ここから先は持論を書いていく。これは男性が不幸になる素の話なのだが、基本的に男性は高いHPとそこそこの装甲値(防護点etc…)があるので微細なダメージを無視して日々を生きていくことができる。しかし、ダメージを無視できてもダメージが入っていることで感じ続けている不快さに目を向けることがあんまりない。この話は以前もここで書いた。どういうんだろう、ごく微小なセルフネグレクトをずっと続けている状態に男性はいて、ともするとそれは「無頓着=男らしい」の文化によるものではあって、それこそ持っていくところにもっていけば「トキシックマスキュリニシティ」として唾棄してもらえる。じゃあなぜその有害な文化が今現在まで残っているかというとそれはそれで現在まで残るだけの要請というのは社会全体からあったからなんじゃないかとも思うがそこらへんは専門家が説明してくれると思う。大事なのは今おれたちは不快であることを無視しがちであるということだ。
「濡れた手はタオルで拭くと乾く、服で拭くとしわができるし湿っていて不快」とか「汗をかいた下着は着替えるとさわやか」とか「家に帰ったらゆったりとした室内着に着替えたら楽」とかは少なくとも自分自身は結構最近までわかってなかった。
こういう小さい不快を拾い上げた生活改善点としていうのなら昨年自分は下着を一新して着心地のいいTシャツにした。昨年のベストバイエントリにも載せたのだが、着心地を求めて分厚いシャツを求めていった結果、「オンス数」というパラメータにたどり着いた。オンス数がでかいと糸が太く、結果的にシャツが分厚くなる。分厚いシャツというのは汗をよく吸い、肌にあまり密着しないのでいつもサラサラ感がある。反面どうしても生地の分厚さの分重く、糸の太さゆえのごつごつ感が否めないので耐えられない人間もいるだろう。これに「汗をかいたら下着を着替える」を組み合わせることによって飛躍的なQOLの向上に成功している。
ちょっと本題からそれたか。増田の望むようなロールモデルとして、ほんとは「家事ヤロウ」をNHKでテキスト付きの教室番組として流してくれたらいいんじゃないか。もしくは男性向け地味生活漫画をまずはウェブ連載でいこう。ジャンプルーキーやジャンプラでは難しいか、となジャンで「やめ好き」の隣に掲載されるといいのかもしれんが現実的なラインとしてはコミックDaysでの掲載ならありうると思う。ブルーオーシャンだろうかウェイストランドかもしれないが。誰か描いてくれないか。
個人的に欲しいと思う情報
・花の飾り方:うっかりすると花束とか買ってきそうなのでほんのちょいでいいのでなんか飾りたい。飾るのはいいのだがそれを実現するためには食卓に調味料を林立させるのをやめてすっきりとした食卓を実現しないといけない。家のあちこちに彩を飾るためのスペースがいくつかあるのはわかっているのだが、買ったアクスタなんかをこう並べていくと祭壇と化す。生活の彩りといえば言えるか。季節ごとに並べ替えてみるか。
・いい椅子:俺たちは家の中でどこに座ればくつろげるのか。フローリングに直に座れば腰に来る。食卓の椅子ではくつろげない。ソファの上を片付けろ。たしかにそれはそのとおり。
追記:単純に女性に頭を下げて教えを乞え、それはそうの話。細かい生活のtipsはいつもそうしろと配偶者に怒られてる。着替えるのとか。