てのひらを、かえして

知的怠惰の集積地よりお送りする、手斧と料理のふんわりブログ。

帰れば煮卵が待っていると思えば僕は午後からもがんばれる。

「すきなところだけおでん」を作ろうと思ったがストックしていたはずのSBおでんだしが無くって適当に味付けしたそれっぽい煮込みが完成した。すきなところだけ、というのは大根と手羽元とこんにゃくのことだ。だって練り物は高いし、我が家では割と売れ残るので仕方ない。
 ある程度食べたところで残りに茹で卵を投入して次の日の晩御飯にする。

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 コンビニバイトをやっていたころ、オーナー店長から「お前の入った日のおでんだけやけに売れる」と言われたことがあるが、本部から来てるスープのほかにザラメと醤油と酒が置いてあって味の調整をしていいということになっていたので自分の舌に合うように味付けしてはいた。でも多分売れてた理由は単に売れる曜日に俺が入ってただけだと思う。

 大根は貰い物でかつそろそろ使わねばならなかったのでそこからの発想で手羽元とこんにゃくを買ってきた。葉っぱつきだったがそちらだけ早々に油揚げと醤油で炒めて食った。味付けは醤油だけでいい、油揚げが醤油で焦げると実に香ばしくてうまそうなにおいになる。いい肉、うまい魚もいいが、こういう「ご飯がいっぱい食べられるおかず」が好きだ。子供のころの食生活はおかずが少なくてごはんでおなかを膨らますような食べ方だったので、今でもいわゆるご飯の友的なおかずがとても好きなのだ。 

 しかし、健康診断の結果からすると白い飯をバクバク食べるようなやり方は改めるべきだそうでつまりは昨日の友は今日の敵。世の中にカネとなんとかは仇なり、どうぞ仇に巡り合いたい。