てのひらを、かえして

知的怠惰の集積地よりお送りする、手斧と料理のふんわりブログ。

卓上の2品目としてのトマト炒め。

前回のエントリから一月もしてないのに、晩ご飯にイカブロッコリーのトマト炒めを作った。

いつものスーパーでは安く豚細切れが供給されるうえ、どうしても子供たちに野菜の入ったメニューを食べさせようとするといかんせん肉野菜炒め、ということになりがちだが、味付けが塩胡椒か醤油かソースか鶏ガラかでどうしても単調になりがちでこまる。

汁物以外に何かもう一品、と考えたときになかなか難しいのである。ゲイショタジョソコは酢を飲まないというのはコミックばんがいちの読者投稿コーナーだが、子供たちは酢の物を食べてくれない。サラダも食べない。きゅうりにマヨネーズつけたやつは食べる。

焼き魚だと食いつきはいいがそればっかりも困る。そう言うわけで、チルドの中華料理の素にはよく世話になる。漬け物コーナーと練り物コーナーの間にいるあいつらだ。八宝菜にはウズラの卵が2個しか入ってなくて奪い合いになってる。今度から水煮のウズラの卵を足そうと思う。

そこに最近追加したのがトマト炒めである。トマトとおろしニンニク、塩胡椒で簡単な割に味が決まりやすくて、タンパク質枠と野菜枠の二つの具を変えればバリエーションが稼げるのがありがたい。

トマト
おろしニンニク
タンパク質
野菜
で組んでいける。ありもので作っていけるのがありがたい。

トマトけっこう野菜室の中に一個だけあまりがち。

ベースとして使用するのがトマト1個。これはそこらへんで売ってるありふれた奴でだいたい握り拳一個分位を目安にすると余ったプチトマトでも作れてよい。これをまあ10mm角くらいに切っていく。

これを炒めていくのだが、炒める間に野菜をレンチンしておく。時短になる。だいたい180mmくらいの耐熱ボウルに入るくらいの量が目安だ。まあ大体でいい。キャベツとかブロッコリーとかジャガイモとかちょっと歯ごたえがあるやつをちょっと食べ応えがあるくらいのサイズに切っておく。

適当な油を大さじ1くらいフライパンにぶちまけてトマトもぶちまけて炒めていく。トマトから水分がでて、白っぽくなって来たあたりで具を入れて炒めていく。トマトを油で炒めて酸味をとばすと旨みと甘みがでる。

うちでの使用例としてはエビやイカの海産物やシーフードミックスだが、たぶん豚肉でも牛肉でもうまいと思う。部位によっては豚は固くなりすぎるかもしれない。どうなんだろう。もういっそいきなりオイルサーディンの油を切って炒めてもいいかも。やったことはない。

タンパク質に火が通ったあたりで野菜を入れて煮詰めていくと具にトマトソースが絡んでくるのでさらに炒め、鍋肌にこびり付き始めるくらいで皿に移して食卓へ。

気にしそうなポイントの話をすると、トマトの品種とか質とあんまり差がない感じがするのでいい。本当にあり合わせで作れる。また、トマトの皮が気になるところであるが正直そこまで食感に影響もないのでいちいち湯剥きしなくてもいい。

特にオチもなく終わるが、とてもうまい。