てのひらを、かえして

知的怠惰の集積地よりお送りする、手斧と料理のふんわりブログ。

221216日記

なんか具合悪い。たぶん飲み過ぎ。飲むの切り上げて早く寝るべきだった。なんか腸が重い感じがする。大根おろしでも食うか。

こうやってたいていの体の不調を「〇〇を食ってなんとかしよう」という考え方をすることが多いのだが、いくら医食同源といっても食に期待を寄せすぎではないのか俺よ。
だいたい食べすぎ飲みすぎで胃があれているのを解決するのにアミラーゼが入っていてでんぷんの消化を助けるからと「辛味がさわやかでうまいうまい」とご飯をお替りするのが目に見えている。それで本当に胃にいい食事をしてるといえるのか。

ちょっとだるいと思えば肉を食い、風邪気味だなと思えばショウガの入った何かを食い、完全に風邪だなとなったら「消化が良くて元気が出る」と言いながら茶碗蒸しや卵豆腐をワシワシと食う。節制するということがない。

いつぞやカーラジオで聞いた「キムチには乳酸菌が含まれており風邪にいい」を信じており、風邪っぽくなったらキムチ鍋をよく食べる。鍋にしてグラグラと沸かしてしておいて菌もクソもねえだろうと思うのだが乳酸菌の死体こそがすでに腸内にいる乳酸菌に必要な栄養素が全部含まれた最適な餌なのだ、とのことである。術師の妖気を爆発的に高めるエサなのよ。

キムチ鍋のいいところは何でもかんでも入れたものはキムチ味にカバーされることである。風邪封じとして多少無茶な量のショウガを入れてもあまり気にならない。この利点を応用して肉ではなくモツを入れる。多少の臭みも気にならなくなるところがいいし脂のムニュムニュしたところがキムチの辛味によく合う。

そこに豆腐だ。鍋をやって身体が温まるというが効率よく温まるためには熱容積のデカい豆腐。熱容積のデカい建物は温まりにくいが冷めにくい。ものの本にもこの特性を考慮して冷暖房が効率的な建物を設計しましょうと書いてあった。熱容積のデカそうな食べ物といえば、次いでおでんのこんにゃくやダイコン。こう考えるとおでんは熱容積が大きそうなもので具が構成されており屋台で食べるのに向いているのだろう。昨日のカレーが残っているからそれをやっつけつつ今夜のうちにおでん用の大根を仕込んでおこうかしら。

221218朝

仕込んだ。