てのひらを、かえして

知的怠惰の集積地よりお送りする、手斧と料理のふんわりブログ。

220719ゴーヤと肉味噌の炒め物


ゴーヤ小 4(スーパーにある一般的なサイズなら2本)
味噌 スプーン1(大さじなら2)
豚バラ薄切り100g
砂糖 小さじ1
ごま油 小さじ1

ゴーヤは縦に割ってスプーンで種と中のワタをこそげて10mm幅くらいで切る。水にさらしたりはしない。豚バラも同じくらいの幅で切っておく。
ごま油を温めたフライパンにいれて鍋肌を回し、豚バラを中火で炒める。肉の部分に赤みがなくなるのは当然だが、脂身部分の隅が少しあげたようになって来るまで炒める。そのころには豚の脂も溶けだして来るのでゴーヤを炒める。ゴーヤに均一に熱と脂が回り、ちょっと透き通った感が出たら砂糖と味噌を入れる。一瞬、これはフライパンに味噌が焦げ付くんじゃないかと思うがゴーヤから水気が出てくるので焦げない。味噌がまとわりついてゴーヤが味噌色に染まったら完成だ。

そう、野菜を炒めているときに最後に味を入れろというのはこれで、これを体得してから野菜炒めのレベルが1つ上がったと思っている。クタクタの野菜を食べたいのでもない限り、味付けは最後。味を入れた後にいくら汁気をとばそうとしても浸透圧の関係上、具材から水分が出続けるので無駄になる。最近気に入っているのは創味シャンタン味だ、ペーストと水を入れて軽くレンチンしたタレを野菜炒めの最後にかけ回す。ちょっと濃いめがうまい。

ゴーヤと肉味噌の炒め物といえば大相撲だ。
定年を迎えた祖父は大体五時ごろから大相撲を見ながら晩酌をしていた。(もしくは時代劇の再放送)
毎回そのご相伴に預かっていたのだがゴーヤだけはその苦みに負けて食べられなかった。作り方は祖母がやっていたのの見様見真似だが、多分同じ味になってると思う。