てのひらを、かえして

知的怠惰の集積地よりお送りする、手斧と料理のふんわりブログ。

残り物再利用の後ろめたさ

クックドゥで作った回鍋肉が結構な量残っていて、勿体無いので具材だけ取り分けてソースを切ってスープにリメイクしたら美味しくて驚いた。そのまま鍋に入れてヒタヒタになるまで水、味付けはトリガラスープのペーストのやつを大さじ1いれて煮込み、沸騰したまま最後に卵を溶き入れて火を止める。
やはりクックドゥだ。スパイシーでコクのあるソースだった。

それはいいのだがちょっと作る際に後ろめたさがあって俺からなかなか抜けていかない。なんんだろうなこのうしろめたさ。残り物のリメイクは結構やるはずなのに。マックポテトが余った際に仕方ないからグラタンに敷いたこともある。それは平気だったはずだ。そのあとグラタンを作るたびになぜグラタンにポテトが敷いてないのかと下の子に怒られるようになったが。

服のリメイクはサマになる。サイズアウトしたけどいい生地だからそれを活かして服から鞄にとか、そういうやつだ。最近惣菜パンの類にも「リベイクでもっとおいしく!」なんてのフレーズがパッケージに書いてあるがパンもガンダムグシオンもリベイクはサマになる。エクシアリペアもかっこいい。だいたいモビルスーツはニコイチサンコイチしていい。

しかし今回のはちょっとためらいがあった。やっぱり一度箸をつけたからだろうか。
辺見庸のルポでインドだったかの残飯市場の話があったがあれに比べれば問題ではないはずだ。あれ描写がすごいもんな。肉はバラして米飯は洗って味の強いソースとニオイは線香で誤魔化す。ソースでもダメで線香なきゃダメなのかと驚いた記憶がある。

ありとあらゆる新機軸が作られ続け、今でもまだ新しいテーマが作られ続ける食マンガの世界でもなかなかまだ先鞭をつけていないジャンルだ、いずれくるはずだと思う。ちょっと癖のある女性を主人公に何らかの残飯をリメイクして美味しくいただく。
「○×△子のリメイクごはん」
ありだな。単話では既存の食マンガでもある。残したメニューをリメイクして好き嫌いを克服! みたいなのな。
ちなみに想像だけのメシでグルメ対決するとか、食べている様子だけで味を競うマンガはすでにある。土山しげる先生がやってた。個人的には「邪道」が好きです。

週末に作ったカレーもそのままカレーうどんにリメイクしたのを思い出した。アレは鍋からおたまでよそってから食卓に出すのでそこまで抵抗感がない。やはり抵抗感の正体は箸をつけたか否かだ。その時はうどんごと煮込んで鶏団子や厚揚げ、余っていた白菜を足してお鍋風にしたが、あれはちょっと失敗だった。一体化するなら元々ご飯でいい。カレーうどんは麺の角が立っていて麺がカレーに刃向かっていくようなうどんが良かった。