てのひらを、かえして

知的怠惰の集積地よりお送りする、手斧と料理のふんわりブログ。

晩飯近景

 買い物の際、スーパーですれ違う時でも「あ、距離が近いな」と思うとしばらくの間息を止めてしまう。お互いにマスクをしててもだ。そこまで気にするならもっと買いだめして買い物のスパンを減らせばいいのに、とちょっと罪悪感がある。

 食べ物と台所に関してはもう10年くらい前から自分が担当である。単身赴任期間を挟むのであまり大きなことは言えないけれど、その間だって自分のメシは自分で賄ってきた。 

 いっけねえカットサラダ食べるの忘れてる。睡運瞑菜睡運瞑菜、喝! 

 前にも書いたような気がするけど、ウチの食卓の必須アイテムは「塩鮭」だ。
 もともとお魚と一緒に白ご飯を食べるのが好きな長男に鮭フレークを出していたのだが年長さんになったあたりで「鮭フレークはおいしくない、時々パパが出してくれるちゃんと焼いた鮭が食べたい」との主張があり、鮭フレークは廃止された。味にうるさい男である。
 いつぞや里芋の煮物を水煮使って作ったら「これはおいしくないこないだのはおいしかった」と言う。確かに前回はちゃんと生から皮むきしてあく抜きして作った煮物であった。もう一回言う、味にうるさい男である。
 かくして俺は朝起きたら冷凍庫から小分けにした鮭を取り出して魚焼きグリルに放り込んで9分にセットするのが日課になった。
 ちなみに二人目はパンやフルグラ(これはフルーツ部分だけを選って食べるので廃止)もしくは「食べない」などの紆余曲折があった結果混ぜ込むわかめご飯が暫定的に朝食の座についている。

 なおこのblogは俺の作ったメシを報告するblogになったので報告をしておく。

豚肉と竹の子の醤油炒め

材料

豚肉細切れ 
竹の子の水煮 
醤油 

作り方

 竹の子の水煮は水分を切っておく。表面に濡れたところがないくらいキッチンペーパーで拭くとよい。一口大に切っておくが、繊維の方向が分かるならそれに沿って切っておくとシャキシャキするだろう。

 深めの鍋に豚肉を一口大に千切って入れ、炒める。脂多めなら多分焦げ付かない。火が通って脂が滲み出てきたら醤油を半まわし。
 醤油が馴染んだら……分かりにくいな。要は醤油が醤油っぽく溜まってる池みたいなところが無くなったらなんかいい匂いがしてくるので竹の子投入。

 竹の子から水が出て泡立ち始めたら醤油を半まわし。さっきと同様に醤油のいい匂い、逆に言えば入れたばかりはまだ醤油の醤油らしい臭さがあるはず。それがなくなったら完成だ。豚の脂のうまみと火の入った醤油のうまみが竹の子に染み込んでうめぇぞ。

 

作って置いといたら下の子がつまみ食いしてった。

 いつぞやツイッターで話題になってた春キャベツと豚と春雨の炒め物のパクりだ。

これもうまい。ほかほかごはんにぶっかけたらもうそれでいいやつ。