てのひらを、かえして

知的怠惰の集積地よりお送りする、手斧と料理のふんわりブログ。

視聴環境を整えた話(GWの暮らし)

出し切るだけ出し切ったってとき、動けねえって状態になるのは覚えがある。腰の奥から下半身にくすぐったいような鈍痛が響き、脚と言うよりは腰に力が入らずに動けなくなる。いつものお通じよりも少しゆるめの時に多い。だがまあ毎回しばらく蹲っていればなんとかなってきた。きっと今日もそうだとトイレからお送りしております。


 音楽とは割と折り合い悪く生きてきた。


 小学5年生で音楽教師に「音楽に金出して何か習ったりしてねえよ!」と言い放って教室を飛び出して以来、何だか申し訳なさを感じているし、中学2年生で当時のバンド文化に興味を持った際、「お前のようにダサい奴は音楽をやるものではない」と言われて以来、はやりの音楽に近い人間に憎しみすら抱いて生きている。(カラオケは好き)

 STAYHOME週間を利用して、山積みになっていた本と雑誌を片づけ、夫婦のくつろぎスペースを確保した。電子書籍用に購入していたFire7を設置してスピーカーを導入、ちょっとしたほんとにちょっとしたなんちゃってホームシアターを開設した。

 しかもそこでつべやSpotifyを検索してはLo-fi hiphopやVaporwaveを流している。

 ちょっと気恥ずかしい。

 いやそこまで音楽というものを忌避して生きてきたわけでなく、たとえば昨年は

 ということをやっている。ちなみにこれはあのころの記憶を持っている人間だと感情がバグってめちゃ気持ちよくなれる。

 しかしこれもあのころのオタクの「流行」に乗っかっていたことの証左であって、それが世間に認められているかどうかを「嫌悪する、しない」の軸にしていたに過ぎないことを実感するしかない。

 昨年は自転車に乗り始めて「運動」というものとも和解できてきたとも思っている。恨みは恨みであるけれどもそれをうまいこと箱に収めて、これから音楽とも和解していけるのか。

 あ、でもダンスはダメ、ちょっとあっちはいろいろあって無理。子供がEダンスアカデミーを好きでよく観てるんだけど、その隣でギリッギリのところで理性を効かせている。ちょっとまだ距離を取らせて欲しい。