てのひらを、かえして

知的怠惰の集積地よりお送りする、手斧と料理のふんわりブログ。

mini5手帳が気になる。

今週のお題「最近読んでるもの」

最近ほぼ日参して読んでいる「手帳の湖」さんで知った手帳だが、こないだ東京出張したときに後輩が使っていた手帳がおそらくこれだ。俺も欲しい。使えるかどうか、有用かどうか関係なく単純に使ってみたい、好奇心と所有欲に駆られている。
これまで使用した手帳の中でもっともしっくりきたのはモレスキンに何でもとにかく書き込んでいくスタイルでの運用であったが、職場と職種が変わって以来ほぼ手帳を使用しなくなっている。メモとして八つに切ったA4の裏紙をクリップで留める「HipstarPDA」をブクマカ某氏が愛用していると聞いて、しばらくまねしていた。クリップが名刺入れに当たって傷が付くのでやめた。

インターネットで調べるとすぐ広告がその関連商品で埋め尽くされるから便利ではある(皮肉)が、どうもちょっとお試しするという程度で買うには二の足をふむ金額のものばかり提示されてくる。町の文具店にはなかった。調べてみた限り、スターターキットとして最安価だったのがこのレイメイの製品だった。

デコナ

仕事の都合上、緊急のメモを書きつける以外では手帳としての用途がまず無いので、これは完全に所有欲ドライブでしか無いことは自覚している。仕事中、メモをとる対象には事欠かないし、無理ならApple Watch経由で音声認識でテキストメモを取る手段もある。何だったらスケジュールだって今は全部スマホだし……

ちょっと行動を改めようと思っていることなのだが、メモや記録をただ向こうから来たものだけではなくて自分から踏み込んで記録していく必要もあるということをだんだん覚え始めた。切らしている調味料を追加するのならともかく。ただ冷蔵庫を眺めただけでは不足している食材はわからない。ただ漫然と親をやっていても、子供が明日必要なラップの芯はわからないのだ。

 つまり常日頃から「おらーおまえらー明日学校でひつようなものはないんかー!」と帰宅して顔を合わせたら訪ねる必要がある。「適切な問い」なんて格好いいものではなくても、漫然とした「気づき」とか「感性」に頼っていてはもう間に合わない。日々磨耗していく、おじさんとはそういうものだ。

 昨日と今日ではなにが違うか?

 なるほど、子供時代から、なんどもなんども三日坊主してきた日記帳に「天気」とか「気温」とかの項目があったのはそういうことか。昨日と今日の違いを見いだす指標がないと日記なんて毎日書けないんだな。そういうことを小学生のウチに学ばせてくれようとしていたのか。道理で俺の日記も感想文も「おもしろかったです」「たのしかったです」で終わってしまうわけか。

ちょっと言い訳しておくとここは俺の日記帳みたいなところで、時間がとれるときにポメラに書き殴っているので最初に言っていることと終わりに言っていることの整合性がとれないことがままあるのは勘弁して欲しい。

指標を持って昨日と今日、午前と午後、さっきといま。そのときそのときを記録していくのなら、いつでもてもとにそのことを書き留められる手帳があってもいいのかもしれぬ。