てのひらを、かえして

知的怠惰の集積地よりお送りする、手斧と料理のふんわりブログ。

焼き鳥日記

週末は久々に自転車に乗った。いきなり距離を走るのはよくないので近所の居酒屋まで晩酌用の焼き鳥を買いに行った。歩いていくには少し距離が勝っており飲んだ後徒歩で帰宅はつらい距離なので実はいまだに店の中で飲み食いしたことはない。この店は件の疫病の流行で一時閉店を余儀なくされていた折、店舗の前で焼いてそのままテイクアウトOKという形式に移行していたのだがどうもそれがめちゃくちゃに好評だったらしく、制限が解除されて店の中で飲めるようになってもそのまま継続している。串は業務用の冷凍ものだし火力は練炭だということはわかっているのだがこれが妙にうまい。炭焼きの香ばしさと焦げ臭さのバランスが絶妙でなおかつ口当たりがカラッとしている。おそらくなのだが屋外で存分に換気をしながら焼きあがることでこのうまさが出ているのではないか。店舗内で飲み食いしたことはないのでほんとのところはわからない。ちなみに焼き鳥といえば豚バラ串という価値観の国に長いこといたので時々恋しくなる。表面がカリカリしていてかじるとじゅわっと脂が口の中に流れてきて嚙み進めると肉のうまみがぐっと来たのを黒霧島の水割りで流し込む。そして角切りのキャベツ。

あっくそ、きょうおでんにしたんだった写真撮り忘れた。