てのひらを、かえして

知的怠惰の集積地よりお送りする、手斧と料理のふんわりブログ。

俺が勝てないおばあちゃんのカレー

昼休みはしばらく資格試験の勉強にあてた方がいいのでそのつもりなんだけどそれでも時々書かずにはいられないこともあるから書いていきます。
うちの子供たち、とくに下の子がカレーが大好きで、一回作ると翌々日ぐらいまでにわたって食べ続けるので出張の前日とかに下ごしらえして当日ホットクックに突っ込んであとはこれ食べといてってよくやる。

うちはご多分に漏れず共働きで、繁忙期とか仕方ないから親の仕事が終わるまで祖父母の家に預けるということもよく行っていた。そうなると必然的に祖父母の家でごちそうになって帰ってくることも多くなる。

というわけで祖母の味になじんでもいる子供たちは口をそろえて「おばあちゃんのカレーの方がおいしい」というのだ。唐揚げでも煮魚でもたいていの物はパパのご飯がおいしいと言ってくれるにもかかわらず、カレーだけは頑なにおばあちゃんのカレーがいいと言い張るのだ。

負けたくない。パパのカレーが一番の座を奪いたい。

例えば肉はスジ肉を煮込んである(柔らかくするためには圧力鍋で20分かかる)とか、自分としても野菜を食べやすく一口大にするとか、玉ねぎは食感を出す大き目の切り方と味を出すために薄切りにしてきつね色になるまで炒めるとか、あえて隠し味をやめて(インスタントコーヒーを入れて香ばしさを出すのが好きだ)ストレートにルゥの箱にある分量を守って作成するとか、いろいろと試行錯誤したがどうにも勝てない、らしい。
とても悔しい。なにやってもダメなのかよ。

という経緯を経た先日、我が家に鍋でおばあちゃんのカレーがおすそ分けされてきた。それでやっとわかった。俺に足りなかったものだ。
おばあちゃんのカレーには野菜は申し訳程度しか入っておらず、茶色の海を肉ばかりが遊泳していた。そりゃあ子供たちが喜んで食べるわけだ。戦争は数だよ兄者。

なお、このカレー、子供たちと配偶者が食べたため自分の口には入っていない。しかしにおいは嗅いでしまったため、カレーが食べたいがそんなに続けてカレーを出すのもどうかと思われるので、俺の中でカレー心がまだ居座っている。