てのひらを、かえして

知的怠惰の集積地よりお送りする、手斧と料理のふんわりブログ。

サマーコンプレックス健康法

「ちょっと来て助けてくれ」と言われるがままに出張している。隣県の工場とグループ会社でそれぞれ仕事がある。今回は一泊二日の旅程だ。そろそろ季節がいいので移動用のBGMをAIRのサントラにした。とてもよい。ちなみにここから完全に妄言の日記が始まるので興味の無い方はブラウザバックしていただいた方がよい。

今くらいの季節から9月あたりまでの時期に、高速道路を走りながらあのころの「夏」の「エロゲー」のサントラをかける。できれば山に近いルートや海が見えるルートだ。効果の上をひた走る車窓から周囲の町は遮られて、空と海と山だけが見える。町並みは見えたとしても遠いむこうだ。視界を過ぎ去っていく景色がまるでパソ部の部室棟でいくつもいくつも見たMADムービーを思い出す。存在しない夏へのノスタルジーが高まる。20年くらい前のあの日にプレイした、ゲームの中の夏に自分の脳を押しつけていく。

もちろん歌えるだろうからどうせ車の中なので大声で眠気覚ましがてら歌っていく。存在しない飛行機雲を視線で追いかける。車は走る、存在しない夏をいつまでもいつまでも追いかけていく。あの頃のままでいられなかった俺たちをスピードで追い越していく。

これから向かう出張先での仕事のことはひととき忘れて、あり得ない夏の存在しない青春に胸を躍らせるのだ。

冬のゲームでやるなら、普段あまり通らない町の路地をも一本奥に入ったルートで、寒さに首をすくめながら、少しづつ歩きながらイヤホンで周囲の喧噪を遮断して自分に閉じこもりながら「冬」のゲームの曲を聴くのがいい。